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最新コラム

第50回 : update
プラクティカルトレーニング後の労働ビザは?

バックナンバー

第1回 : 
日本企業向け:アメリカ進出時の就労ビザに関して
第2回 : 
E-1ビザ申請のための「貿易」の内容とその条件
第3回 : 
特殊技能者がグリーンカードを早く取得する方法
第4回 : 
【最新情報スペシャルコラム】 グリーンカード申請の待ち時間が大幅に短縮!
第5回 : 
特殊技能者ビザ(O-1)の条件に関して
第6回 : 
多種多様なJ-1ビザとその内容に関して
第7回 : 
グリーンカード取得までに子供が21歳を超えてしまったら
第8回 : 
アメリカに小会社を設立し、L-1ビザを短期で取得する方法
第9回 : 
投資家ビザ申請における知的財産に関して
第10回 : 
アメリカを長期で離れる場合のグリーンカード保持に関して
第11回 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第12回 : 
アメリカ市民権申請の条件と方法に関して
第13回 : 
学生のステータスで就労する方法に関して
第14回 : 
市民との結婚。グリーンカード申請国について
第15回 : 
日本に住む親をアメリカに呼び寄せる方法とは
第16回 : 
DV夫と別れても、グリーンカードの申請はできますか?
第17回 : 
飲酒運転で捕まってしまっても、ビザは取得できますか?
第18回 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第19回 : 
アメリカで研修。H-3ビザについて知りたい!
第20回 : 
「第1優先」での永住権申請とは
第21回 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース1 条件付グリーンカードの場合~
第22回 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース2 グリーンカード申請中の場合~
第23回 : 
グリーンカード申請中の出入国
第24回 : 
H-1B雇用主変更の手続き
第25回 : 
家族を通して申請永住権
第26回 : 
離婚してもグリーンカードの切り替えは可能?
第27回 : 
Lビザから配偶者スポンサーで永住権を取得するには?
第28回 : 
非移民ビザ新規則「グレース・ピリオド」について
第29回 : 
雇用ベース永住権申請の面接について
第30回 : 
永住権申請中の日本一時帰国について
第31回 : 
投資家用 最新ビザ・カテゴリーについて
第32回 : 
「H-1Bビザ」今年は4月2日から申請開始!
第33回 : 
アーティストとして、O-1ビザで渡米するには?
第34回 : 
アメリカでグリーンカード申請中。日本に一時帰国は可能?
第35回 : 
トランプ政権下で、学生ビザはどうなる?
第36回 : 
グリーンカード抽選に当選!手続きを教えてください。
第37回 : 
グリーンカード条件解除手続きは、離婚しても申請可能?
第38回 : 
ビザ申請却下=移民法廷に出頭?
第39回 : 
アメリカで起業家としてビザを取得するには?
第40回 : 
市民と結婚して日本在住。アメリカでの永住権申請はリスク大?
第41回 : 
グリーンカード申請時の健康診断って何?
第42回 : 
市民権申請中。日本支社に移動した場合の問題点は?
第43回 : 
LやHビザ保持者の運転免許更新について
第44回 : 
2019年から変わる!? H-1Bビザ申請について
第45回 : 
滞在資格の切り替え申請方法が変更に!
第46回 : 
DUIで逮捕された!E-1ビザはどうなるの?
第47回 : 
専攻科目によってOPT延長が可能?
第48回 : 
永住権申請中に一時帰国したい!アドバンス・パロールの申請最新事情
第49回 : 
E-1ビザ取得の厳しい現状。リスクを回避するためには?
第50回 : 
プラクティカルトレーニング後の労働ビザは?

アメリカ移民法・ビザ申請の基礎

20年近くの経験を活かし、ビザ・グリーンカード申請に関する情報を事例をもとにQ&A形式でお答えします。

2019年 7月 16日更新

第49回 : E-1ビザ取得の厳しい現状。リスクを回避するためには?

Q
私は、大学卒業後、ある日系の会社に勤めています。昨年末、OPTが終了しましたが、H-1B の申請ができなかったため、アメリカ国内で、E-1 に切り替えました。今年の夏に、日本に一時帰国したいので、日本のアメリカ大使館で面接を受け、E-1 ビザの取得をしようと考えています。しかし、現在、E-1 ビザの取得が非常に厳しくなっていて、面接で落とされる人も多いと聞いています。私は、日本に戻らない方が良いのでしょうか?
A

日本のアメリカ大使館・領事館では、E ビザ(E-1、E-2)の審査基準は、他のビザ(H-1B、L-1)と違い、その認可・却下の判断は、全て大使館・領事館の判断に任されています。H-1Bビザ、L-1ビザ 等は、いったんアメリカの移民局の認可を得た後、日本のアメリカ大使館・領事館で面接を行いますが、大使館・領事館は、移民局での認可を尊重し、ほとんどのケースが認可を受けることになります(もちろん、アメリカの移民局の認可がある場合でも、最終的な判断権は、アメリカ大使館・領事館にあり、特に最近、全てのビザに対する審査が厳しくなっているため、H-1B やL-1 を却下しているケースも、少ないながら、過去に比べて多くなっていると言えます)。その反面、E-1 ビザ、E-2 ビザ(あるいは、B-1、B-2 も含まれます)は、アメリカの移民局の認可を得ることなく、日本のアメリカ大使館、領事館で申請を行うことができます。さらに、これらのビザ申請においては、仮に、あなたのようにアメリカの移民局の認可を受けている場合であっても、その判断とは関係なく(全く関係ないわけではありませんが、ほとんど考慮されないと言えます)、再度審査が行われます。つまり、現在、あなたがE-1 ステータスという移民局からの認可を受けていても、それ自体が、日本のアメリカ大使館にて認可を受けることができる可能性につながらないのです。

E-1ビザ申請に際してのスポンサー側の条件としては、株式の50%以上を、日本人あるいは日本の会社が所有していること、およびその会社が日本との間で貿易業務を行っていることです。加えて、申請者は、スポンサーとなる会社の管理職者、あるいは特殊技能保持者であることが要求されます。この管理職者とは、単に、申請者の下に部下がいるだけではなく、その部下の下にまた部下がいるということが要求されます。過去には、日本のアメリカ大使館・領事館では、この判断基準はあまり、厳格に追求されていませんでしたが、今では、この条件を強く要求し、これが却下を多く出す理由となっています。言い換えると、申請者が部下を持つ部下を持っていること、申請者を頂点として、その部署の組織を示すピラミッドを描いた時に、その申請者の下に最低2段の組織構造が存在していないといけないということです。これは、面接の際、会社の組織表を提示して証明することになります。また、管理職であるということに関して、日本のアメリカ大使館・領事館は、申請者の学歴・職歴を考慮し、申請者が管理職としてふさわしいバックグラウンドを保持しているかどうかも重要な判断材料にします。例えば、短大を卒業しただけで職歴も短いような場合は、却下の可能性が高いと言えます。また、職歴に関しても、スポンサーの業種と類似した分野においての経験であるか否かも、考慮の対象となる時があります。従って、あなたの場合、OPT を取得する前に取得した学位が、学士(Associate)なのか、修士(Master)なのか、あるいは(博士)Doctor なのかによって大きな違いが出ることになります。特にあなたの場合は、(修士 以上を取得していれば別ですが)OPT終了後、1年も経過していないため、職歴が短すぎると判断される危険性があり、申請には、充分に注意されることをお勧めします。あくまで目安ですが、ガイドラインとしては、同じ業界において管理職としての経験が5年以上あれば良いとされています。

あなたの場合、もし、上記の条件を充分に満たしておらず、かつ今夏に日本に一時帰国することにさほどの重要性がないのであれば、H-1B に切り替える(もちろん、この場合抽選漏れのリスクがあります)、あるいは今の会社を通してグリーンカードの申請を開始し、一時渡航許可(Advance Parole)が取得できてから、日本に行かれることが安全策であると言えます。この一時渡航許可は、グリーンカードを取得できるまでの長い期間を待つことなく、それ以前の手続過程においてに発行されます。また、一時渡航許可で出入国する場合は、日本のアメリカ大使館・領事館でビザの申請を行うため、面接を受ける必要はありません。今、急いで申請を行ってしまうとビザを却下されることもありえますが、この方法なら、あなたが努力を積み上げて確保した今の仕事や、アメリカでの生活を失ってしまう危険性を回避することができます。

注意事項 : コラム内で提供しているビザ・移民法に関する情報は一般的な情報であり、個人の状況や背景により異なる場合がございます。的確な情報詳細につきましては、移民法専門の弁護士にお問い合わせください。

2019年 7月 16日更新

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Columnist's Profile

CEO/Attorney瀧 恵之(瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation)

新潟大学法学部卒業。日本の法律事務所に勤務の後、インディアナ大学大学院卒業。20年以上に渡り、移民法の分野で活躍。常にクライアントの立場に立った柔軟なアドバイスが特徴。

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