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瀧 恵之 瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation TEL: 949-757-0200
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最新コラム

第70回 : update
申請から半年。OPTのカードがまだ届かない!どうすればよいの?

バックナンバー

第1回 : 
日本企業向け:アメリカ進出時の就労ビザに関して
第2回 : 
E-1ビザ申請のための「貿易」の内容とその条件
第3回 : 
特殊技能者がグリーンカードを早く取得する方法
第4回 : 
【最新情報スペシャルコラム】 グリーンカード申請の待ち時間が大幅に短縮!
第5回 : 
特殊技能者ビザ(O-1)の条件に関して
第6回 : 
多種多様なJ-1ビザとその内容に関して
第7回 : 
グリーンカード取得までに子供が21歳を超えてしまったら
第8回 : 
アメリカに小会社を設立し、L-1ビザを短期で取得する方法
第9回 : 
投資家ビザ申請における知的財産に関して
第10回 : 
アメリカを長期で離れる場合のグリーンカード保持に関して
第11回 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第12回 : 
アメリカ市民権申請の条件と方法に関して
第13回 : 
学生のステータスで就労する方法に関して
第14回 : 
市民との結婚。グリーンカード申請国について
第15回 : 
日本に住む親をアメリカに呼び寄せる方法とは
第16回 : 
DV夫と別れても、グリーンカードの申請はできますか?
第17回 : 
飲酒運転で捕まってしまっても、ビザは取得できますか?
第18回 : 
アメリカに短期で頻繁に出入りする場合のビザに関して
第19回 : 
アメリカで研修。H-3ビザについて知りたい!
第20回 : 
「第1優先」での永住権申請とは
第21回 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース1 条件付グリーンカードの場合~
第22回 : 
グリーンカードスポンサーが亡くなってしまった! ~ケース2 グリーンカード申請中の場合~
第23回 : 
グリーンカード申請中の出入国
第24回 : 
H-1B雇用主変更の手続き
第25回 : 
家族を通して申請永住権
第26回 : 
離婚してもグリーンカードの切り替えは可能?
第27回 : 
Lビザから配偶者スポンサーで永住権を取得するには?
第28回 : 
非移民ビザ新規則「グレース・ピリオド」について
第29回 : 
雇用ベース永住権申請の面接について
第30回 : 
永住権申請中の日本一時帰国について
第31回 : 
投資家用 最新ビザ・カテゴリーについて
第32回 : 
「H-1Bビザ」今年は4月2日から申請開始!
第33回 : 
アーティストとして、O-1ビザで渡米するには?
第34回 : 
アメリカでグリーンカード申請中。日本に一時帰国は可能?
第35回 : 
トランプ政権下で、学生ビザはどうなる?
第36回 : 
グリーンカード抽選に当選!手続きを教えてください。
第37回 : 
グリーンカード条件解除手続きは、離婚しても申請可能?
第38回 : 
ビザ申請却下=移民法廷に出頭?
第39回 : 
アメリカで起業家としてビザを取得するには?
第40回 : 
市民と結婚して日本在住。アメリカでの永住権申請はリスク大?
第41回 : 
グリーンカード申請時の健康診断って何?
第42回 : 
市民権申請中。日本支社に移動した場合の問題点は?
第43回 : 
LやHビザ保持者の運転免許更新について
第44回 : 
2019年から変わる!? H-1Bビザ申請について
第45回 : 
滞在資格の切り替え申請方法が変更に!
第46回 : 
DUIで逮捕された!E-1ビザはどうなるの?
第47回 : 
専攻科目によってOPT延長が可能?
第48回 : 
永住権申請中に一時帰国したい!アドバンス・パロールの申請最新事情
第49回 : 
E-1ビザ取得の厳しい現状。リスクを回避するためには?
第50回 : 
プラクティカルトレーニング後の労働ビザは?
第51回 : 
大学を出ていなくてもO-1ビザは取得できる?
第52回 : 
Lビザを持っているとグリーンカード取得が早いってホント?
第53回 : 
グリーンカードスポンサーの収入が基準を満たしていない場合はどうなるの?
第54回 : 
日米間の取引が激減。E-1ビザ更新にリスクはある?
第55回 : 
H-1B期限切れが近くても、グリーンカードに申請できる?
第56回 : 
配偶者のスポンサーは、永住権保持者VS市民のどちらがベスト?
第57回 : 
コロナウイルス対策による緊急措置。ビザの面接はどうなるの?
第58回 : 
新型コロナウイルスの影響で学費が払えない!卒業前に働く方法はあるの?
第59回 : 
新型コロナウイルス禍で、グリーンカード申請手続きがストップ?
第60回 : 
コロナ終息まで待つべき?グリーンカード申請とスポンサーについて
第61回 : 
グリーンカードおよび一部就労ビザの制限・入国停止について
第62回 : 
移民局からの追加書類請求で遅延発生!?コロナ禍での猶予期間はある?
第63回 : 
グリーンカードの新料金が上がる?10月より移民局申請料金改定!
第64回 : 
コロナ禍でのE-2ビザ更新。日本に帰国した方がよいの?
第65回 : 
ビザはあるけど、滞在許可証が期限切れ寸前。どうすればよいの?
第66回 : 
アメリカで念願のレストランをオープン!コロナ禍でのビザ申請や会社登録はどうなる?
第67回 : 
ビザ発給・入国停止命令延期!ビザ更新はどうなる?
第68回 : 
今年から、H-1Bビザの選択方法が「抽選」→「給与額優先」に変更!
第69回 : 
H-1Bビザ続報!給料額優先方法が延期に!従来の抽選申請は3月からスタート
第70回 : 
申請から半年。OPTのカードがまだ届かない!どうすればよいの?

アメリカ移民法・ビザ申請の基礎

20年近くの経験を活かし、ビザ・グリーンカード申請に関する情報を事例をもとにQ&A形式でお答えします。

2021年 4月 5日更新

第70回 : 申請から半年。OPTのカードがまだ届かない!どうすればよいの?

Q

昨年、アメリカの大学を卒業し、11月にOPTの申請を行ったのですが、いまだカードが届いていません。すでに仕事先は決まっているものの、就労を開始できない状態です。仮に、OPTが今すぐに届いたとしても、1年間の有効期限があるため、実際にはあと半年ほどしか就労することができません。もし、もっと遅れれば就労期間はさらに短くなり、コロナ禍でOPTのためにアメリカに滞在していた意味がなくなってしまいます。何か良い方法はないですか?

A

プラクティカル・トレーニング(PT)には、厳密に言えば、以下の3つの種類があります。

  1. Curricular Practical Training
  2. Optional Practical Training (Pre-Completion)
  3. Optional Practical Training (Post-Completion)

このうち、最もよく使われているのは、Optional Practical Training (Post-Completion) で、これは、フルタイムの学生として1年以上学校に通い続けたことを前提として、コース終了後、フルタイムで1年間就労することができるものです。職種の選択にあたっては、学生の専攻する学術領域に限られ、学校(Designated School Officia1)の許可および移民局の許可を必要とします。Curricular Practical TrainingとOptional Practical Training(Pre-Completion)は、プログラム終了前に用いられるものです。従って、あなたのOPTは、厳密にはOptional Practical Training(Post-Completion)に該当します。このコラムでは、このOptional Practical Training(Post-Completion) を以下、「OPT」と呼んで解説します。

あなたの言う通り、OPTは卒業(あるいはプログラムの終了)した時点から14カ月目以降は、原則的に就労できないことになっています。例えば、OPTは、卒業した時点から数えて、就労開始日は最も遅くても60日目にしなければならず、この60日目の時点で就労を開始した場合は、丁度、1年で上述の規定の14カ月目になります。つまり、この時点で就労を終わらなければいけない計算になります。従って、移民局のOPTの審査・発行の処理に時間がかかればかかるほど、OPTで就労できる期間が1年よりも短くなってしまう可能性は充分にあります。特にコロナ禍では、OPTがこのように遅れて発行されている、あるいはいまだに発行されていないというケースが多発していました。

そこで、移民局は、コロナパンデミックによって、このOPTの処理に大幅な遅滞が生じていることを理由として、2021年2月26日、以下の特別処置を発表しました。これは、2020年10月1日~2021年5月1日に受付を行った申請者に限り、上記の14か月間の期間を超えた場合でもOPTでの就労期間が1年になるように移民局が対応するというものです。本発表のあった2021年2月26日以降、移民局は、申請書上の就労開始時期に関係なく、認可した日から1年間のOPTを発行し、またすでに上記の規定によって1年未満のOPTを受け取った申請者には、その期間を訂正(延長)の申請を行う機会が与えられることになりました。ただし、最初の申請書において、1年間の就労期間を申請していることが条件になります。また、1年未満の就労を申請している場合は、最初にリクエストした期間までの延長が認められます。この期間の訂正(延長)の申請を行う際は、新たにI-20を取得する必要はなく、訂正(延長)の申請を行うことができます。この場合、移民局から期間が訂正(延長)されたOPTのカードが移民局から送られてくることになります。

さらに、いったん申請を行ったものの、その申請が却下になり、再申請するにも申請期間(プログラム終了から60日間)が過ぎてしまっている場合においても期間訂正(延長)があります。これにより、移民局が却下の判断する際、コロナパンデミックのため、通常よりも長い期間をかけて却下している事実を踏まえて、上記の期間を過ぎている場合でも、2021年5月30日までは再申請を受け付けるとしました。ただし、最初の申請において、DOS(Designated School Official:学校の中で移民局からI-20にサインをする権限が与えられている担当者)が推薦書にサインしてから30日以内に申請を行っていることが条件とされています。

従って、あなたの場合は、OPTの就労期間が1年のカードが送られてくる可能性が高く、また、仮に1年未満であっても、期間訂正(延長)の申請ができることになります。また、上記の特別処置はSTEM OPT(定められた専攻で大学等を卒業している場合、就労期間が1年以上継続する)の場合にも適用されるとしています。

注意事項 : コラム内で提供しているビザ・移民法に関する情報は一般的な情報であり、個人の状況や背景により異なる場合がございます。的確な情報詳細につきましては、移民法専門の弁護士にお問い合わせください。

2021年 4月 5日更新

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Columnist's Profile

CEO/Attorney瀧 恵之(瀧法律事務所 Taki Law Offices, A Professional Corporation)

新潟大学法学部卒業。日本の法律事務所に勤務の後、インディアナ大学大学院卒業。20年以上に渡り、移民法の分野で活躍。常にクライアントの立場に立った柔軟なアドバイスが特徴。

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