ディレクター
Sumiyo Sumikawa モンテッソーリ国際学園 info@monteintel.org

最新コラム

第38回 : 
新しい年度を前に ~ダイナミックでクリエイティブな時代を生きる子どもたちによりふさわしいプログラムを~

バックナンバー

第1回 : 
モンテッソーリー教育との出会い
第2回 : 
「ダメ」 と言っていることは本当に「ダメ」?「ダメ」と言う前に知っておきたいこと
第3回 : 
家庭でできるモンテッソーリ教育
第4回 : 
教師の心得
第5回 : 
環境
第6回 : 
モンテッソーリと障がい児教育について
第7回 : 
モンテッソーリの日常生活の練習とは?
第8回 : 
モンテッソーリの感覚教育とは?
第9回 : 
モンテッソーリの言語教育とは?
第10回 : 
モンテッソーリの算数教育
第11回 : 
モンテッソーリの文化教育
第12回 : 
モンテッソーリ教師への道
第13回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.1~
第14回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.2~
第15回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.3~
第16回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.4~
第17回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.5~
第18回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 スペシャルインタビュー 前編
第19回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 スペシャルインタビュー 後編
第20回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 日本モンテッソーリ教育綜合研究所 実践研修室レポート
第21回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 スクールエイジ・プログラムスタート!
第22回 : 
スぺシャルリポート 「スクールエイジ・プログラム 日本語学科・芸術学科」 オープンハウス開催
第23回 : 
モンテッソーリ教育「スクールエイジ・プログラム」コース紹介
第24回 : 
モンテッソーリ教育「スクールエイジ・プログラム」コース紹介2
第25回 : 
モンテッソーリ教育「スクールエイジ・プログラム」コース紹介3
第26回 : 
モンテッソーリ教師への道 ~現役教師インタビュー Vol.6~
第27回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 「モンテッソーリ育成教師育成集中トレーニングコース」レポート
第28回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ教育 日本文化教育 ~扉の向こうは日本。アメリカで自分のルーツを学ぶ~
第29回 : 
日英バイリンガルを育てる「イマージョン・プログラム」
第30回 : 
モンテッソーリQ&A 教えて!炭川先生 Vol.1 「“魔の2歳児”が納得する効果的な叱り方とは?」
第31回 : 
MIA@HOME ~2歳から小3を対象としたオンライン授業開始!~
第32回 : 
祝・開村 ママのためのイベントネットワーク「MIA Village」① “一緒にハッピーなお母さんになりましょう!”
第33回 : 
ママのためのイベントネットワーク「MIA Village」② “ママが輝くプロジェクトが続々スタート!”
第34回 : 
MIA Village対談 オコーマ・素子さん(看護師・助産師・国際認定ラクテーションコンサルタント)
第35回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ国際学園 キンダーガーテン「5~6歳クラス」Q&A
第36回 : 
もっと知りたい!モンテッソーリ国際学園 小学部Q&A
第37回 : 
MIA Village対談:Miwako Cichonさん(ボランティア団体Nova Vita Foundation代表)
第38回 : 
新しい年度を前に ~ダイナミックでクリエイティブな時代を生きる子どもたちによりふさわしいプログラムを~

いまなぜモンテッソーリ教育なのか?

モンテッソーリ教育はイタリアのマリア.モンテッソーリがつくった100年以上続いている世界で一番広く取り入れられている幼児教育です。このコラムで皆様の子育てのお役に立てると嬉しいです。

2022年 1月 26日更新

第36回 : もっと知りたい!モンテッソーリ国際学園 小学部Q&A

2010年より日英両語でモンテッソーリ教育を行っている同園では、「2歳クラス」から「アフタスクールプログラム」まで幅広い年齢層を対象とした多様なクラスやプログラムを提供しています。今回は、「小学部」について、担任を務める伊澤美千子先生にお話をお伺いしました。

伊澤 美千子先生

Q
モンテッソーリ国際学園の「小学部」について教えてください。
A

当園の「小学部」は小学1~3年生を対象に、少人数制の徹底したバイリンガル教育を行っています。ネイティブスピーカーと日本人の教師の2人体制で日々のクラスを進めています。

英語: 主に、モンテッソーリの教具を使って語彙力、文法力、読解力を身に付け、算数は教具の他に、カリフォルニア州の公立学校で使用されている教科書「Go Math」に沿って学びます。また、週2回、全学年を対象に午前8時30分から「Go Math Lesson」というクラスを設けています。

日本語: モンテッソーリの教具を使用して語彙力・文法力・読解力を身に付けていきますが、特に日本に帰国する予定がある場合は、日本で使われている教材に沿って国語と算数を学びます。

子どもの発達は年齢に応じて変わっていきますが、小学生になると、自発的に考え判断できるようになってきます。また、具体的から抽象的な思考に移行し、想像力が豊かになります。当園では、国語(英語・日本語)、算数に加え、地理、歴史、動物、植物、科学、音楽、アートなどの文化教育を通じて、この時期の子どもたちの興味と発達を促すような活動を行っています。中でも、特徴的なのは「コスミックエデュケーション」です。これは、宇宙から太陽系、地球、大陸、国、地域、個人という具合に全体から部分を学び、大きな概念や物の見方、自己認識、人との違いを受け入れることを学んでいきます。全ての人間や事象はつながっているという、まさにモンテッソーリ教育の原点ともいえる教育です。

Q
「小学部」の1日のスケジュールを教えてください。
A
9:00am - 11:00am「お仕事の時間(学びの時間)」 (月~金)

登園後、子どもたちは教師が個々に合わせて作成したカリキュラムに沿って学びに取り組みます。

11:00am - 12:00pm日本語サークルタイム(グループレッスン)

理科や社会などを学びます。音楽は週2日で、学年によって曜日が分かれています。また、年に一度開催される「ホリデーショー」、年度の最後に行われる「お遊戯会」に向けて楽器演奏や歌の練習を行います。

12:00pm - 12:35pmランチ
12:45pm - 1:25pm体育

専任教師による体育のクラスを毎日行っています。

1:35pm - 2:00pm「お仕事の時間」
2:00pm - 3:00pm英語サークルタイム(グループレッスン)

※上記は一般的なスケジュールで変更になることもあります。

Q
宿題などはありますか?
A

モンテッソーリ教育では宿題は推奨されていません。しかし、当園の子どもたちはバイリンガルで学んでおり、言語教育には毎日の継続がとても大切になるため宿題を出しています。これには、現地の小学部に移行した時に困らないように宿題に慣れるという目的もあります。

Q
どんな子どもたちがどういった目的で学んでいるのでしょうか?
A

大別すると、駐在員またはご両親のどちらかが日本人のご家庭のご子弟が学んでいます。共通しているのは、いずれもお子さんに英語と日本語をバランスよく学ばせたいというご希望あることです。また、幼稚部にお子さんが通っている場合は、小学生になってもモンテッソーリの理念や哲学に沿って学びを継続させたいと考えているご家庭が多いです。

Q
現地の公立校や日本語補習校との違いはなんですか?
A

他の学校との大きな違いは、子どもたちの自主性を重んじているところです。教師は子どもたちが主体的に学ぶことを支援する存在です。子どもたちの学びの内容については、全て教師が個々の進捗状況に合わせて作成していますが、子どもたちは自ら学習項目の順序や目標を立て、アクティブな活動を通して学びながら、目指すゴールに向かって達成していくことを経験しています。場合によっては、ペース配分や変更などもあり、臨機応変に対応していけるのも特徴です。グループで活動する時間も設けているので、他の子どもたちとのプロジェクトなども行います。大きな時間割りはあるものの、子どもたちが主体性を持って活動することで理解を深めることができます。少人数制で個々に目が行き届くのも大きな利点だと思います(2022年1月現在:小学部14人)。

Q
日本語があまり得意でなくてもクラスについていけるでしょうか?
A

最初は子どものレベルに合わせて教師がお仕事も提示します。日本語が全くできない場合は「あいうえお」からスタートし、個々のレベルに沿った教材で進めていきます。また、教師とのマンツーマンの時間を作ることもあります。英語ができないケースも同様です。

バイリンガルの子どもが、言葉の問題で困っている子どもをサポートしてくれることも多く、積極的にかかわろうとする姿もよく見られます。また、縦割り教育なので、普段から上級生が下級生の面倒を見たり助けたりすることも多いです。

Q
日本に本帰国する予定の場合、帰ってからも授業についていけるだけの学力はつきますか?
A

当園には、各学年を対象にした放課後の日本語クラス「スクールエイジプログラム(月~金:午後3時~5時45分)」があります。プログラムでは、日本の塾で使われている教材とカリキュラムを基に進め、日本に本帰国してからも授業についていけるように学んでいきます。放課後のプログラムなので、「小学部」が終わった後、そのまま移行して参加することができます。

また、年に1度、漢字検定を開催しており小学1年生から受験することが可能です。事前に対策講座も行っています。

Q
保護者へのメッセージをお願いします。
A

自立心と責任感がある子どもたちは、自分から進んでチャレンジし、それによって達成感を得て、さらに新たなことに挑戦していくようになります。また、この年齢の子どもたちは、自分で考えたい、という潜在的な欲求を持っています。モンテッソーリ教育を通じて、子どもたちの「考える力」を伸ばし、人を含む環境への関わりを通じて周囲への思いやりを育みます。また、ご家庭との連携もとても大切です。学校とご家庭が力を合わせ、子どもの意思と気持ちを尊重しながら、子どもの才能や長所を伸ばしていける環境作りを目指しています。

伊澤美千子さん(いさわ みちこ)

徳島県出身。日本では進学塾や建築会社などで働いた経験を持つ。2015年に渡米。「モンテッソーリ教師資格AMS乳児(0〜3歳)」「モンテッソーリ教育AMS 幼稚部(2歳半〜6歳)」「モンテッソーリ教師資格AMS 小学部 (6〜9歳)」の2017年からモンテッソーリ国際学園で勤務。「幼稚部クラス(2歳〜6歳)」を経て小学部の担当に就任。趣味は建物や風景の写真撮影。

(写真1)
(写真2)
(写真3)
(写真4)
(写真5)
(写真6)
(写真7)
(写真8)
(写真9)
(写真10)
(写真11)
  • (写真1)カボチャを使った「単位」の学習
  • (写真2)グループワーク
  • (写真3)ロングビーズを使ったスキップカウンティングの練習
  • (写真4)両生類の学習
  • (写真5)書初め
  • (写真6)発表会の練習
  • (写真7)PEクラス(フラフープ)
  • (写真8)運動会(パラシュート)
  • (写真9)おやつの準備
  • (写真10)算数
  • (写真11)英語担当のミス・ジョーダン(左)。ネイティブスピーカーと日本人教師の2人体制でクラスを進めます。
コロナ禍の学校見学について

現在、新規生徒の保護者を対象とした学校見学は「Zoom」で開催しています。Zoomツアーの中では、教師がカメラを持って校舎を回り、教具を手に取って詳細を説明したり、子どもたちにインタビューをしたりなど、ご希望やリクエストも取り入れながら行います。実際に来園をご希望の場合は、子どもたちのいない時間に見学の時間を設けているので、詳細はお問い合わせください。

モンテッソーリ国際学園
幼稚園・小学部に関する問い合わせ先

2022年 1月 26日更新

お知らせ
「2022—2023年度」新規生徒募集!
  • 「2~3歳クラス」募集開始
  • 「4歳クラス」定員残り3人(男児2名/女児1人)
  • 「キンダーガーテン」ウェイティングのみ
  • 「小学部1~3年」定員残り2人

※2022年5月11日時点の情報です。詳細は以下まで問い合わせください。

TEL: 714-444-2733
EMAIL: info@monteintel.org

皆さんのご意見、ご相談等ございましたら以下までご連絡ください。

info@monteintel.org

Columnist's Profile

ディレクターSumiyo Sumikawa(モンテッソーリ国際学園)

公益財団日本モンテッソーリ綜合研究所研究員。モンテッソーリ国際資格取得コース (AMS認定) ディレクター。日本にてモンテッソーリ教師の資格を取得。幼稚園教諭として幼稚園に5年間勤務。その後、更にモンテッソーリを学ぶために渡米。American Montessori Society (AMS) 認定の幼児及び小学部の資格を取得し、Casa Montessori School にて3-6歳児のクラス担任として7年間勤務。2003年 University of California Los Angeles、で心理学学士号取得。行動療法士として自閉症児の支援をし、その活動の一環として、自閉症やその他の障害をもつ子どもたちにミュージカル“Cats”を指導。障害児とその兄弟姉妹たちで結成した“Miraclecats”のディレクターを務める。2009年College of St. Catherineにて教育学の修士号取得。現在は、サンタアナ市に英語と日本語のバイリンガル教育の幼稚園、モンテッソーリ国際学園主宰。

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