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Topic

シャトルの航跡雲

Free talk
#1
  • タカ
  • 2003/02/04 15:07

2月1日の朝、LA周辺において上空を横断するかなり幅の広い一筋の雲を見たという話を聞きましたが、ご覧になった方はいらっしゃいますか。
通常の飛行機雲は高度約10km程度で対流圏内ですが、当時シャトルがカリフォルニア上空を通過したのは高度約64kmです。この熱圏において「飛行機雲」が形成され得るのかどうかよくわかりません。もし可能だとするとどのような機構によるものでしょうか。またどなたかご覧になった方がいらっしゃいましたらそのときの様子をお教えいただけないでしょうか。
撫しつけな質問で恐縮ですが、よろしくお願いします。

#4

【ヒューストン4日共同】米シャトル空中分解事故で、米航空宇宙局(NASA)は4日、米西部のカリフォルニア州やアリゾナ州でコロンビアの破片らしい物体が発見されたと発表した。原因解明の焦点となる主翼の一部とみられるものも含まれており、確認を急いでいる。

 コロンビアの温度データには、大気圏に再突入、カリフォルニア上空を飛行中に最初の異常が記録され、断熱タイルが脱落したことが疑われている。異常発生初期のタイルなどは、同州などに飛散している可能性が強く、NASAは「この地域でタイルが見つかれば、原因解明上、重要な鍵になる」としている。

 また、翼とみられる破片も、異常が最初に起きた左翼と確認されれば、事故原因解明の大きな手掛かりとなる。NASAは、確認のため調査員を現地に派遣した。

 この日はさらに、東側のルイジアナ州でコロンビアの主エンジンとみられる大きな破片を確認。テキサス州でも、車輪や胴体の一部や電子回路など、貴重な“物証”が数多く発見された。

 また、NASAから独立して原因を調べる特別事故調査チームのハロルド・ゲーマン委員長らが、破片が多数回収されているテキサス州東部のナコドーチスを視察。

 ゲーマン委員長は「将来の宇宙飛行の安全性を確保し、国際宇宙ステーションのために、シャトルの飛行を一刻も早く再開できるようにする責任がある」と述べた。


ZAKZAK 2003/02/05

カルフォルニアのどこかにも破片が落ちてるって事は、シャトルの雲も見えていたんだろう。。

#5

かじゅこ様
情報ありがとうございます。「ちなみに先生は手を70センチ程広げて表現してくれました。」他者のした表現が目に見えるように伝わります。このような感性及び表現力、すばらしいと思います。また観察された雲が「今まで見たこともない」形態であったこと、定性的ではありますが非常に重要な情報です。

コヨーテ様
お久しぶりです。お元気ですか。今回の事故が日本の宇宙開発の行方にも大きな影響を及ぼすことは必至で、なるべく正確でかつ多様な情報を収集すべく努力中です。
「飛行機雲」の厳密な定義は特にないと思いますが、広義で言えば巡航中に発生するものから着陸寸前に見られるものまで含まれ、その高度は数万メートルから数メートルの範囲で発生可能です。ただし前者は主に排気中に含まれる微粒子を核とする過飽和水蒸気の凝結に起因する現象ですが、後者は翼端等に発生する渦による断熱膨張の結果です。渦の方は特に湿度が重要なファクターとなります。つまり今回LA周辺で見られたという雲は上述の高度よりはるか上空であるため、その発生機構がよくわからないのです。

POP様
詳細な情報ありがとうございます。ただ上でも述べたとおり、カリフォルニア上空では中間圏を通過しており、「雲」が発生したとしてもテキサス上空の落下中における「雲」とは性質が異なるものと思われます。その違いがどのように観察されるのか興味のあるところです。またカリフォルニア上空と言っても正しくはCentral Cal.であり、その上空64kmはLAから見ると北方の地平線上約10度の角度になります。これがどう観察できるのか知りたいところです。

皆さん情報ありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いします。
なお、事故の関係者及び悲しみを共有する方々にはこのトピックが甚だ失礼な内容となっておりますこと、お詫びします。サイエンスという客観的見地に立った調査の一環として受け止めていただければ幸いです。

#6

なんか難しい話だけど勉強になりました。タカさん詳しいんですねー。航空関係のお仕事に携わっているのでしょうか?
私はちょっと前にあった”ソニックブーン”は気付きましたが宇宙の話(天体も含め)ってなんか不思議・・・魅了されるものがありますよね。
皆さんは宇宙人って信じてますか?・・・・あ、この話になると”それでは幽霊は?”に続いていく・・・

#7

ネギ様
それほど詳しいということでも無いのですが、航空関係については多少聞きかじっております。

宇宙人について:
日本の海洋科学技術センターでは幾度となく海底探査機で深海を調査し、新種とされる生物を発見し撮影したりサンプルを捕獲しています。ひょっとするとこのとき偶然発見された生物は仲間にこう言ったかも知れません。「宇宙人を見た」と。しかしその宇宙人はコンタクトをとってくることをしませんでした。なぜならその宇宙人からみると、発見した生物があまりに下等でコンタクトをとるに足らず、観察するだけで十分だったからです。
ぼくには同じことが我々地球人にもあてはまるような気がします。つまり宇宙人は来てはいるものの、我々が彼らに比べてあまりに下等なために相手にされていないのではないかと。そして場合によっては「サンプル」として捕獲されている固体もあるのかもしれません。
ある天文学者はこう言っています。「人類が地球外生命体と遭遇するかどうかは、持続的な文明が可能かどうかにかかっている。」

#8

海底探査機ってことは・・・厚生省にお勤め?れれ 違うかな。
なんかタカさんの知識に惚れそう・・・

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