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Tema

YES! on Prop 2 - 11月4日

Chat Gratis
#1
  • Katz
  • 2008/10/19 17:47

ご存知の方もおられるかと思いますが、「prop 2」とは別名「Prevention of Farm Animal Cruelty Act」
と言いまして、人間ため犠牲となる食用家畜に対して、少しでもましな飼育環境提供を目的とされた
イニシアティブです。

家畜の代表とされる牛や豚は、通常、自分の体よりもほんのちょっと大きいだけの鉄製ケージの中で
一生を暮らします。寝転んで手足をストレッチするのはおろか、振り向くことさえもままならないスペースに
自分の排泄物を垂れ流し状態で生活しています。昔ながらの家族で営む小さなファームとは
とてもかけ離れた、Factory Farming と呼ばれるこのビジネスモデルは、いかに多くの利益を上げるかが
根底にあるため、動物の苦痛など無関係に、日々機械的で非人情的な方法で全てが運営されています。
皆さんが普段口にしている卵が出来る過程なども鶏に対する拷問以外の何物でもないです。例えば、
次のビデオクリップがその一部です。とてもショッキングですのでご注意ください。

youtube.com/watch?v=VIjanhKqVC4

Prop 2 が法令として認められれば、卵や肉の値段が少し上がる可能性はあります。しかし、たった数ドル
の差だけのために動物が苦痛を味わうのはどうかと思いませんか?それぞれが1日1杯のラテを我慢した
だけで、少しでも多くの家畜の苦痛を軽くできるなら、決して無理な話ではないと思います。Prop 2 の
利点は動物の苦しみを軽減するのみではなく、家族経営の小さなファームをよりサポートできたり、
環境問題を軽減したり、私達の将来に深く関係します。決して動物愛護ヤクザの陰謀ではないので、
そこは是非ご理解頂きたいです。

市民権をお持ちの皆さん、是非 prop 2 に投票してください。市民権をお持ちでない方も賛同して
頂けるのであれば市民権のある方に呼びかけてください。

Prop 2 の詳細は次のウェブサイトをご覧下さい。

yesonprop2.com

宜しくお願いします。

#24

今日Public Radioを聞いていたら、このProp2に関するレポートをやっていました。実はこれが施行されると、食の安全に関して言えば、卵などはかえってサルモネラ菌の汚染や鳥インフルエンザ感染の危険性が高まるなど、良いことばかりではないようです。卵の価格も、現在試算されている金額よりも随分高くなる可能性もあるようです。いままでTVのメッセージしか見ていなかったので、目からウロコの問題提議でした。いろいろ落とし穴はあるんだなぁと。ネットで聞けますのでぜひ投票する前に聞いてみてください。私はこの話を聞いて、やはり一方だけの話(TV CM)を聞いているだけではダメだと再認識させられました。

http://www.scpr.org/news/topics/topic.php?topic=environment

#25
  • Katz
  • 2008/10/23 (Thu) 20:21
  • Informe

> 早計さん

私も両サイドの言い分を充分聞いて、更にしっかり理解した上で自らが納得
行く結論を出すことが消費者としての責任だと思っています。なので早速
Public Radio 聞いてみました。リンクありがとうございます。

まず最初に、対立側の Armstrong Farmers についてですが、過去、汚物が
混入した水を不適切に処理した疑いで7回召喚されています。そして現在
正式に取調べを受けています。
http://www.10news.com/news/17667271/detail.html
他には過去2年に渡り100人近い労働者を最低賃金以下で働かせていて
訴えられました。

それらをふまえ、Armstrong 氏が繰り返し主張していたサーモネラや鳥インフル
エンザについて、正直、他人様の安全を本気で心配するような人間だとは全く
思えません。世の中が食品価格の高騰で経済危機に直面している昨今、
卵産業の利益はかつてない伸びを見せ、黄金時代ともよばれていると司会者
が触れていました。実際、対立側のキャンペーンに最も金銭的貢献をしている
Norco Ranch は卵の値段を不当に吊り上げた疑いで取調べを受けている
真っ只中です。

サーモネラに関しては、ヨーロッパの20カ国から5000以上のファームが参加し
30000以上のサンプルを対象とした大規模な調査では、Factory Farming
スタイルで生産された卵はケージフリーで生産された卵に比べ、サーモネラ菌
に感染している割合は、25%高くなるという結果が発表されています。
しかしそれ以前に、Prop 2 はケージフリーには程遠い、現在の2〜3倍のスペース
を家畜(主に鶏、妊娠中の豚、子牛)に提供して欲しいとの訴えですので、
今の段階でケージフリーと比べて反対を叫ぶのは飛躍しすぎと感じます。

鳥インフルエンザについては正直良く分らないのでちゃんとコメントできませんが、
Armstrong 氏が言っているようにケージフリーで鶏を育てると発生する確率が高く
なるのであれば、もっと昔から鳥インフルエンザに感染するケースがあるはずなのに、
猛威をふるい始めたのはここ10年ぐらいだと記憶しています。それに、ケージフリー
飼育が食の安全性を低くすると心底主張するならば、ケージフリーを率先して廃止
するべきなのに、 Armstrong Farmers では小さいポーションではありますがケージフリー
での飼育も行っています。

ヨーロッパではすでに、例え家畜であっても道徳的扱いを行う考えが浸透しています。
アメリカでは prop 2 に似た法案がアリゾナ、コロラド、フロリダ、オレゴンで可決されています。
今の時期ですから食品の価格に敏感になるのは分ります。でも Prop 2 が通った場合
実際導入されるのは、残念ながら2015年なのでまだまだ先の話です。

#26

「現在の2〜3倍のスペース
を家畜(主に鶏、妊娠中の豚、子牛)に提供して欲しいとの訴え」←これで本当に安全性の向上に繋がるのでしょうか?
UC Davisの試算では、法案が通れば、卵の価格は20〜25%上がるとのことですので、安全性について、それに見合う費用対効果を期待したいところです。
また、2015年までにカリフォルニアの養鶏業者が全て州外に出でしまう可能性等も指摘されており、法案の効果には疑問も多いようです。
家畜に対する動物愛護には興味がありませんので、安全性について明確な効果が得られないのなら、この法案に賛成するのは難しい気がします。

#27

Katzさん

追加の情報をありがとうございます。私などはこれを聞くまではTVのYes for Prop2のCMなどだけを見ていたので、Prop2に争点などあったのか!という驚きをもってこのラジオを聞きました。それゆえ私と同じような人がたくさんいるのではないかと思いリンクをここに投稿しました。

正直、現在の私の意見はまだ決まっていません。この問題は人道的な観点のみなら迷わずYesでしょうが、それ以外に経済性や安全性の問題に影響を与えるであろうと思われるからです。

あえてニュートラルな立場から言わせていただきますと、Katzさんが#25で指摘された点について、論点はわかりますが、まだいろいろ検討の余地もありそうです。

まず、このラジオに反Prop2の立場で出演していたArmstrong氏およびその会社についてですが、Katzさんのおっしゃるような事実があるということはわかりました。そして今回反対している養鶏業者は全て直接ビジネスとして絡んでいるわけですから、そのあたりは割り引いて話を聞く必要はあるでしょう。ただそのことによって彼らの主張の全ては詭弁であるとはいえないので、私は出来る限り公平に彼らの主張の内容を検証するのみです。

例えば価格の上昇についてですが、仮に性悪説に基づいてProp2が可決された場合の今後の彼らの行動を予測すると、Prop2可決を理由に便乗値上げするインセンティブが上がります。そしてそれがいくらになるかというのは、はっきりいって誰も現段階ではわからないのではないでしょうか。

第二のポイント、サルモネラについてですが、Cage Freeと現在のFactory Farming(これも曖昧な定義ですが)の結果を比べることは、おっしゃるとおりナンセンスです。ただ現在のCageとProp2が主張する「広くなったcage」を比べれば、鶏が動ける分、糞尿に接触する(罹患する)確率は増えるのではないですか?

第三のポイント、鳥インフルエンザですが、Armstrong氏の主張はまたもCage FreeとCagedの比較なのでこの際無視しましょう。ただ鳥インフルが糞などを介して感染が広がることを考えると、サルモネラと同様、鳥の糞尿をコントロールしやすい狭いCageの方がいいのではないかとは考えられませんか?Katzさんの猛威をふるいはじめたタイミングについての疑問は、現在のFactory Farmingのスタイルももう何十年も昔からあるのですから、飼育方法との因果関係はCage/Free Cageのどちらに対しても言いにくいと思います。(今回の争点はFree Cageの話ではないので関係ないですし。)

またCage FreeをArmstrong自身がやっているではないかというご指摘については、Katzさんがおっしゃるように「小さいポーション」であるからこそ可能であり、争点にならないと思います。実際Factory Farmingと同じ数の鶏でどうなるかは誰も検証していないのではないでしょうか。(これまたFree Cageの話なので関係ないといえばそれまでですが。)ただ、養鶏業者が新しいやり方で同じ数の鶏が買えなくなった場合、カリフォルニアで卵の需要がまかないきれなくなり、他州/他国から石油燃料を使ってせっせと卵を輸入することになりはしませんか?

最後に他州で似た法案が可決されているとのことですが、それらもCAの提案のように実際の導入はずっと先なのでしょうか?だとすれば、現在それらの州でどういう影響が出ていても出ていなくても、あまり参考にならないような気がします。

このように、ちょっと視点を変えてみてみると、この安全性の問題については、具体的に検証すべき証拠があまりにもないような気がします。

あえて反論ばかりを書きつらねましたが、これも議論のためだとご理解ください。私が一番気になるのは、はっきりした結果が予想できないまま新しい飼育方法を強制してもいいものだろうか?というこの1点につきます。こんなことで人間に強毒型鶏インフルがうつってしまうきっかけをつくってしまうことになれば、humanityの問題では済まされないからです。ラジオの中でHumain Societyの代表がしている「Prop2が提案している飼い方は、現在のシステムと何もかわらない。面積あたりの鶏の数がかわるだけなんだ」という主張は、実際の運用とはかけはなれているのではないかと危惧する次第です。

今回のProp2がまずは鶏以外の家畜にのみ適用されるのならば、とくに反対するようなことは見当たらないのですが。

#28
  • qwert123
  • 2008/10/31 (Fri) 18:41
  • Informe

トピ主さん、
本当に優しい方なんですね。
トピを立ててまで呼びかけてくれるなんて尊敬します。
私はもちろん、YESです。
選挙権のある人にも呼びかけてます。
ここの日本人の皆さんとは違い、アメリカ人の間では結構理解していただいております。

YESの理由が色々あるようですが、私は動物愛護の気持ちを優先します。
理解できない人には馬鹿だとかウザイとか思われるんでしょうけれど、かわいそうという感情はどうしようもなく沸いてくるものです。

地球は人間だけのものではありません。
人間の都合だけで沢山の命が犠牲になっています。
環境も壊されています。

たかが家畜と思う人も多いようですが、そんな古臭いこと言ってる時代じゃないと思います。

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