小さい会社の駐在員として、約3年間ロスで過ごしてきました。会社の都合(異動)で、夏頃にはで日本に帰らなきゃいけないのですが、どうするか迷っています。狭い業界で、見る人が見たらすぐ分かってしまうので、業種は言えませんが、自分は大卒でも、この業界の仕事ははDeptartment of Laborの定義(Occupational Outlook)では、Bachelor's Degreeを要しない仕事ということで、H-1bビザでこちらに転職することは非常に難しいというのが複数の弁護士の見解です。そこで、キャリアチェンジを図ってでも、こちらに転職して残れないか画策してきましたが、いい口はありません。理由はやはりキャリアチェンジをすれば自分は専門家でないわけであり、また、今の景気や、単純に英語力もあると思います。英語はもちろんしゃべれますが、アクセントの強い、sophisticateされていない英語です。まあ、よっぽど能力があるか、または、日系企業が安く雇う(もちろん永住権があれば)以外には、現実的に採る理由がないのは分かっています。
なぜ、そんなに悩むのかというと、やっぱりカリフォルニアが好きなんでしょうね。何が好きかは、人口密度の低さ(東京と比べて)と気候でしょうね。
出張で日本に帰るとうんざりします。梅雨、猛暑、厳冬、人人人、兎小屋、リストラ、不況、飲み会、残業、携帯電話、メル友、お受験、価格破壊。よく分かりませんが、日本人の発想の貧しさとか、変える勇気のなさ、既得権益を貪る政官財の連中から搾取されている事実を認識できない頭の悪さとかもいやなんです。それが、うちの会社でいえば、サービス残業とかに顕れるー 仕事以外に楽しみがない。経営側に言う勇気がない。または、不況のせいだとしてその問題を認識できない。そして、会社の帰りケータイでメールして気を紛らす。日本の携帯の技術なんて、愚衆の飛びつきそうなおもちゃ満載させて金を巻き上げるための道具に過ぎず、世界には通用しないし、必要とされない。そういう空虚なサービスや技術がGDPをかさ上げしている。学校では、日本のODAは総額いくらだ、とかアホな教師が得意げに教えているが、途上国の経済発展なんてどいうでもよくて、外務省や政治家のキックバック、商社の飲み代のための制度だということを認識さえできない。要は著しく民度が低い。民度の低いところからは、それなりの政治家しか生まれない。だから、未来はない。10〜20年前にかかれた書物を見ると”日本はアメリカに追いつき”というくだりに頻繁に出会うが、それだけ愚かなのだ。昔、店でケータイを買おうしたとき、”加入には印鑑が必要です”と言われた。”あいにく持ち合わせていない”と頑張ったが、どうしても必要だというので、”じゃあ、隣宇の印鑑屋さんで三文判を買ってきて、それで判つきゃいいのか?”というと、それでいいというのでやむなくそうした。とりとめのない話だが、単なるアホ店員のやりとりと思ってはいけない。思考停止した今日の日本人の典型であると思う。
そうだ、カリフォルニアが好きなのではなくて日本が嫌なんだ。もしかしたら、現実逃避かもしれない。でも、それだけあの国はおかしいと思う。アメリカも、馬鹿はたくさんいるし、矛盾も多いが、競争がある分、健全だ。
長くなりましたが、要は愚痴ではあります。アメリカで華々しくやっていく能力も自分にはおそらくないでしょう。ビザや永住権も味方しない可能性が高い。それでも、帰りたくない。日本が嫌だって方いませんか?それで永住してる方とか、不法滞在してる方とか。ご意見、お叱りお待ちしています。