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本コラムの過去の記事から、あなたに当てはまるものがあれば自省し、どのようにすれば改善していけるかを考えましょう。その際に、パートナーや一緒に住んでいる人、近しい家族の助けは大きな力になることでしょう。自分の言動を第三者視点から省みなければ、見えない部分も多数あります。

反省したことを基に、どのように改善していくかを具体的に細かく言語化しましょう。そして、それを基に、日々の生活にルーティーンとして取り入れていきましょう。例えば、子どもの意見を取り入れずに、「親は絶対」という姿勢で子どもと向き合う傾向のある方は、どのような場面でもう少し子どもの意見を取り入れられるかを具体的に考えましょう。

人間とは気持ちによって行動が決まる生き物です。自分の気持ちが分からなければ、自分の行動は非常に変えにくいのです。まずは、あなたがどういう時にどのような感情を感じているのかを言語化できるようにしましょう。この気持ちに気付く作業を当然のようにできるようになるだけでも、かなり健全な子育てへの近道となります。

気持ちに気付くことができるようになった場合、自分がなぜ〇〇のような言動を選んだかが理解できるようになります。非常に多くの場合、後悔してしまう言動とは、気持ちに左右され過ぎて冷静になれていない時に選ぶものです。しかし、これらの言動も気持ちに気付くことで、一呼吸置きやすくなり、結果として後悔しないような言動を選びやすくなります。人間は、行動を一瞬で選択しているので、一瞬一瞬が勝負となります。

上記を試してみても改善が見られない場合、それはあなたがアダルトチルドレンとして、子どもの頃に受けたトラウマが強く影響し過ぎているのかもしれません。その場合は、あなた自身がアダルトチルドレンから脱却しなくては、あなたが何を間違えているのか、何をもっとするべきで、何をし過ぎているのかなどを理解することが難しく、結果として子どもをアダルトチルドレンへと導いてしまいかねません。