カリフォルニア州公認心理カウンセラー (Licensed Marriage and Family Therapist)
荒川龍也 Tatsuya Arakawa Therapy tatsuya.arakawa.lmft@gmail.com

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第22回 : update
機能不全家族でなくなるためにできる3つのこと

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第1回 : 
不安・心配の対処法~ポジティブ思考に騙されるな!
第2回 : 
親が変わらなければ子どもは変わらない~子どもの心の健康のために、親御さんができること・するべきこと~
第3回 : 
落ち込んでもいい、落ち込み続けなければ~ 悲しい・落ち込んだ気持ちへの対処法
第4回 : 
子どもが心の病を患っている時の“サイン”とは
第5回 : 
ストレスは、「解消」するのではなく「共存」する
第6回 : 
なぜ、薬だけでは心の病が治らないことがあるのか
第7回 : 
その性格、変えられます!
第8回 : 
「先送り」のメカニズムとその対処法
第9回 : 
不登校
第10回 : 
不登校 2
第11回 : 
マインドフルネスに関する5つの誤解
第12回 : 
自分を大切にするためにできる4つのセルフケア
第13回 : 
大事な人やモノを失ったときに経験する5つのステージ
第14回 : 
心の病の症状なのに、体調不良と軽視されがちな5つの身体症状
第15回 : 
役立つように思えて実は心の健康にNG!人間をロボット扱いする3つの間違った方法
第16回 : 
心の健康に悪影響を及ぼしやすい3つの日本文化の闇
第17回 : 
アダルトチルドレン~実はあなたもアダルトチルドレン?
第18回 : 
アダルトチルドレン2  ~生きづらさから解放されるために
第19回 : 
機能不全家族
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機能不全家族 2
第21回 : 
機能不全家族 3
第22回 : 
機能不全家族でなくなるためにできる3つのこと

【ココロの健康のために】CA州公認心理カウンセラーが伝える正しい心理学

落ち込みたくない、心配しすぎたくない、子育てで悩みたくない。そんなあなたに、「うつ病と不安、子どもとその家族」専門のCA州公認心理カウンセラーが、心に関しての正しい知識や対処法をお教え致します。

2022年 5月 16日更新

第21回 : 機能不全家族 3

こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。

前々回「機能不全家族」と前回「機能不全家族2」に引き続き、今回も機能不全家族の例を挙げ、それらを解説させて頂きます。繰り返しになりますが、機能不全家族といえば虐待や薬物中毒・アルコール中毒などを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、このコラムでは、日本文化では当たり前でも、日本の精神医療の遅れが原因でそれが機能不全家族とは認識されにくい例のみを挙げていきたいと思います。

子どものことを親のように扱う

これは、子どもが多い家族(子どもが3人以上)や、どちらかの親が不在がちな家族によく見受けられます。例えば子どもが多い場合、一番上の子どもが下の子どもの面倒を見させられたり、父親の出張が多い場合、一番上の子どもが父親替わりをさせられるなどが具体的な例として挙げられます。

このような家庭の場合、親代わりをさせられる子どもが年齢以上の責任を背負わされます。年齢以上の役割を強いられることで、歯車が狂うことがさまざまな場面で考えられます。例えば、年齢以上に権威があると誤解してしまい反抗的な態度を示しやすくなります。また、背負わされた責任を上手く全うできなければ、自信を持つことを難しくもさせます。自分は大人でなくてはいけないと思い込み、人に助けを求めることが苦手になってしまう子どもも非常に多くいます。

前の代から受け継がれてしまったトラウマ

これは、非常に多くの日本人に当てはまることです。なぜなら第二次世界大戦を通じて、トラウマを経験してしまっている人が多数いるからです(もちろん戦争以外にも世代間トラウマはあります)。戦争とは経験した人だけがその後遺症に悩まされるのではなく、その戦争経験者に育てられた子どもとその孫、そしてまたその孫の子どもといった具合に、戦争による心の後遺症はカウンセリングを受けるなど積極的な介入が無い限りなかなか消えてなくなるものではありません。

例えば、戦争を経験させられた事で非常に不安になりやすい戦争経験者がいるとします。残念ながら、この場合その子どもは不安になりやすくなり、その子ども(戦争経験者の孫)も不安になりやすくなってしまいます。時には不安・心配が自分でコントロールできずに、心の病になりかねません。

三角関係

家族間の中で対立ができてしまうことを指します。夫婦の関係が悪く、夫婦が子どもを使ってお互いを責めようとすることがよくある例です。その場合、子どもは間に入ることを強いられてしまい、見事に三角関係ができあがってしまいます。このような状況は子どもの心の健康には百害あって一利なしですので、残念ながら心の病への近道と言えるでしょう。

このような機能不全の家庭で育ってしまった子どもは、子どもの時点で、もしくは大人になってから生きづらさを感じ、アダルトチルドレンになってしまいがちです。

次回のコラムも、機能不全家族の特徴に関しての説明を予定してします。
アダルトチルドレンに関しては過去のコラムをご覧ください。

アダルトチルドレンに関しての詳細が私のインスタグラムにも書いてありますのでご覧ください。

正しい知識を得て頂ければ幸いです。

荒川龍也 LMFT (#82425)
カリフォルニア州公認心理カウンセラー

2022年 5月 16日更新

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Columnist's Profile

カリフォルニア州公認心理カウンセラー (Licensed Marriage and Family Therapist)荒川龍也(Tatsuya Arakawa Therapy)

富山生まれ、名古屋育ち。小学校高学年頃からいじめなどが原因で心の病を患う。中学時には教師からの体罰に苦しみ、いじめが原因で不登校に。16歳で高校中退。2年間のカウンセリングを受けた後、夜間高校に入学。老人ホームでのボランティアで人の話を聞くことで聞く事の喜びを学ぶ。すぐに学校を辞めてしまう生徒が多い夜間高校で、話を聞くことにより下級生の高校中退を何度も防ぐことができ、話を聞くことの力を知る。この頃アメリカに短期留学し、魅了される。愛知県の大学院教授にアメリカは日本より100年心理学が進んでいるといわれ、心理カウンセラーを目指して渡米。カリフォルニア州立フラトン校大学院カウンセリング専攻卒業。大学院卒業後、3000時間のインターン時間を終え、国家試験を二つ合格し、現在のカリフォルニア州公認心理カウンセラーの資格を取得。子どもとその家族、重度の精神障害者とその家族、薬物中毒のクライアント等、多岐にわたり経験を積む。現在はトーランスで開業し、カウンセリングを提供。専門は、子どもとその家族、不安とうつ病。

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