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ジョセフピテラ弁護士の『家族や離婚にかかわるトラブル』かけこみ寺

Updated on 2024/ 6/ 27

Vol.24 : 離婚合意書とは?

今回から「離婚合意書(婚姻解消合意書)」についてご説明します。これはその名の通り、離婚時の取り決めごとを事細かに決めるものです。英語では「Marital Settlement Agreement(MSA)」、もしくは「Stipulated Agreement」といいます。この合意書に、夫と妻、そしてお互いの弁護士がサインします。これに加えJudgement(離婚判決謄本) に基づくフォーム(文書)をそれぞれが提出し、それが裁判所で認められれば、判決のフォームと合意書にサインがされ、晴れて離婚が成立するということです。

こういったフォームは、ジュディシャル・カウンシル・フォームズ(Judicial Counsil Forms) と呼ばれ、家族法に基づき、それぞれ必要なフォームを付けて提出されます。フォームは多種多彩ですが、今回は、離婚合意書(MSA)に付けるフォームをリストアップしてみました。

離婚合意書に付けるフォーム
  1. 基本情報
    - 夫婦の名前や結婚・別居した日、法的権限を決める司法管轄など
  2. 資産と債務の分割
    - 不動産、個人資産、金融資産、債務の分割
  3. 配偶者サポート
    - アリモニー(扶養手当)
  4. 子どもの監護とサポート
  5. 税金の処理
  6. 退職講座および福利厚生
  7. 保険に関して
  8. 雑則
  9. 署名

離婚合意書には、離婚に伴い重要な条件があり、両当事者が責任を明確にするための重要な文書となっています。

それぞれのフォームの詳しい内容は、次回にご説明します。

※ケースは個々によって異なるため、必ず専門弁護士にご相談ください。

Updated on 2024/ 6/ 27

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Columnist's Profile

弁護士
Joseph L PitteraLaw Office of Joseph L. Pittera

1994年より法律全般に携わり、特に親権・養育費・DV問題、離婚に伴う財産分与など家族や離婚にかかわる家族法に関して豊富で幅広い経験を持つ。それだけでなく、刑法、破産法、会社法などの様々なケースを取り扱ってきた。他の弁護士事務所ではあきらめられてしまったような複雑なケースも最後まで根気よく対応している。

24時間日本語無料法律相談も行っているのでいつでも日本語で相談できる。

※本コラムはJoseph L. Pittera弁護士による法律アドバイスを日本人パラリーガルが翻訳・編集したものです。

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