- Back Issues
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- Vol.1 : 離婚の基礎知識 ~これは絶対に知っていないと損をする!
- Vol.2 : 協議離婚、争議離婚、欠席判決について
- Vol.3 : 「養育費や親権について」離婚相手との話し合いが平行線の場合は、裁判所が決定!?
- Vol.4 : 離婚前に、相手や自分が刑事事件を起こしてしまったら①
- Vol.5 : 離婚前に、相手や自分が刑事事件を起こしてしまったら②
- Vol.6 : 離婚前に、相手や自分が刑事事件を起こしてしまったら③
- Vol.7 : 離婚前に、相手や自分が刑事事件を起こしてしまったら④
- Vol.8 : 離婚前に、相手や自分が起こした「破産」について①
- Vol.9 : 離婚前に、相手や自分が起こした「破産」について②
- Vol.10 : 離婚前に、相手や自分が起こした「破産」について③
- Vol.11 : 離婚前に、相手や自分が起こした「破産」について④
- Vol.12 : 離婚前に、相手や自分が起こした「破産」について⑤
- Vol.13 : Q&A「離婚調停中にDVで逮捕された!ケースはどうなるの?」
- Vol.14 : Q&A「離婚調停中に淫行で逮捕された!どうすればいい?
- Vol.15 : Q&A「離婚合意書」の内容を変更することはできるの?
- Vol.16 : Q&A 「DVで結婚生活が破綻。離婚を申請したらどうなるの?」
- Vol.17 : DVによる離婚訴訟。サラのケース2
- Vol.18 : DVによる離婚訴訟。サラのケース3
- Vol.19 : DVによる離婚訴訟。サラのケース4
- Vol.20 : DVによる離婚訴訟。サラのケース 最終回
- Vol.21 : 離婚と接見禁止命令について ~その1~
- Vol.22 : 離婚と接見禁止命令について ~その2~
- Vol.23 : 離婚と接見禁止命令について ~その3~
- Vol.24 : 離婚合意書とは?
- Vol.25 : 離婚合意書に付けるフォームについて ①
- Vol.26 : 離婚合意書に付けるフォームについて ②
- Vol.27 : 離婚裁判で知っておきたいこと「ミディエーション(調停)」とは
- Vol.28 : 離婚裁判で知っておきたいこと ミディエーターでは難しい?「利益相反」問題解決
- Vol.29 : 離婚裁判で知っておきたいこと 「利益相反」問題勃発。迅速な行動と決断を!
今回から「離婚合意書(婚姻解消合意書)」についてご説明します。これはその名の通り、離婚時の取り決めごとを事細かに決めるものです。英語では「Marital Settlement Agreement(MSA)」、もしくは「Stipulated Agreement」といいます。この合意書に、夫と妻、そしてお互いの弁護士がサインします。これに加えJudgement(離婚判決謄本) に基づくフォーム(文書)をそれぞれが提出し、それが裁判所で認められれば、判決のフォームと合意書にサインがされ、晴れて離婚が成立するということです。
こういったフォームは、ジュディシャル・カウンシル・フォームズ(Judicial Counsil Forms) と呼ばれ、家族法に基づき、それぞれ必要なフォームを付けて提出されます。フォームは多種多彩ですが、今回は、離婚合意書(MSA)に付けるフォームをリストアップしてみました。
- 基本情報
- 夫婦の名前や結婚・別居した日、法的権限を決める司法管轄など - 資産と債務の分割
- 不動産、個人資産、金融資産、債務の分割 - 配偶者サポート
- アリモニー(扶養手当) - 子どもの監護とサポート
- 税金の処理
- 退職講座および福利厚生
- 保険に関して
- 雑則
署名
離婚合意書には、離婚に伴い重要な条件があり、両当事者が責任を明確にするための重要な文書となっています。
それぞれのフォームの詳しい内容は、次回にご説明します。