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【ココロの健康のために】CA州公認心理カウンセラーが伝える正しい心理学
落ち込みたくない、心配しすぎたくない、子育てで悩みたくない。そんなあなたに、「うつ病と不安、子どもとその家族」専門のCA州公認心理カウンセラーが、心に関しての正しい知識や対処法をお教え致します。
11 vez : マインドフルネスに関する5つの誤解
こんにちは。カリフォルニア州公認心理カウンセラーの荒川龍也です。
マインドフルネスという言葉が日本でも広まって久しいですが、誤解されてしまっている方が多くいるようなので、今回の記事ではよくある誤解について説明致します。
基本的な理解として、マインドフルネスとは、コントロールできず、流れるように行ったり来たりするべき思考や感情をありのままに観察するというものです。
ネガティブな気持ちというのはそもそも消せるものではありません。悲しい出来事があれば悲しくなり、悔しい出来事があれば悔しくなるのは当然です。それを消そうとすれば逆に大きくなってしまうということも研究結果でわかっています。
「どれだけマインドフルネスをしても良くならないから連絡しました」という言葉を頻繁に頂きますが、これもまたよくある誤解です。
もちろん、マインドフルネスをすることで心の状態が良くなるのは期待できますし、さまざまな研究結果がそれを証明しています。しかし、マインドフルネスをしていたから心の病が治るというわけではありません。
筋肉を増やしたくて、サプリだけ飲んでいても増えるはずがありません。筋トレや運動などをしないと筋肉は増えないでしょう。それと同じように、マインドフルネスもサプリとして心の健康には良いけれど、心の病には心理カウンセリングを受けないと治らないと考えて頂いた方が良いでしょう。
非常に理解するのが難しいですが、マインドフルネスは落ち着かせるものではありません。「落ち着いている」というのはマインドフルネスをした結果得られる状態であって、得られない時ももちろんあります。ただ、マインドフルネスを実行し、ネガティブな思考や感情にとらわれ続けないようになることは期待できます。
1や3と同じですが、マインドフルネスをした結果として思考や感情がネガティブからポジティブに移行しているのを観察しているだけであって、コントロールできているわけではありません。
逆にコントロールしようとすれば、それは人間本来の姿ではありませんので、コントロールできずに余計に苦しんでしまうことになります。
繰り返しになりますが、人間の思考と感情は常に流動的なものです。幸せを感じていた次の瞬間に、悲しみを感じる出来事があれば悲しみを感じて当然です。例えマインドフルネスをした結果として落ち着いた感情になれたとしても、それがずっと続くというわけではありません。
これらの誤解をもったままマインドフルネスをしていても、心の健康に良いどころか逆に余計ネガティブな思考や感情を大きくしてしまうだけですので、マインドフルネスをする際は上記に気を付けて頂ければと思います。
以上、マインドフルネスに関するよくある誤解でした。ご質問などございましたらお気軽にご連絡ください。
荒川龍也 LMFT (#82425)
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
Actualizada en 2021/ 7/ 12
アダルトチルドレンからの脱却には正しい知識を得て、心理カウンセリングを受ける事が一番の近道です。しかし、費用などのさまざまな理由で心理カウンセリングを受けられない方が大変多いことに気付きました。そして、残念ながらそういう方はインターネットで対処法などを探すのですが、日本の精神医療の大幅な遅れが原因で正しい情報ではなく間違った情報を得てしまい、それがさらにアダルトチルドレンの状態を悪化していることにも気付きました。
このような方のために、心理カウンセラーとして自分に何ができるかを考えオンラインコースを作成いたしました。こちらが詳細になります。
オンラインコースでは、心理学先進国である米国の大学院を卒業した心理カウンセラーから、正しい心理学の情報によるアダルトチルドレンからの脱却法を学んで頂くことで、生きづらさの緩和が期待できます。ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。
ご質問等があれば、メール(tatsuya.arakawa.lmft@gmail.com)、
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荒川龍也 LMFT (#82425)
カリフォルニア州公認心理カウンセラー
Columnist's Profile
- カリフォルニア州公認心理カウンセラー (Licensed Marriage and Family Therapist)荒川龍也(Tatsuya Arakawa Therapy)
富山生まれ、名古屋育ち。小学校高学年頃からいじめなどが原因で心の病を患う。中学時には教師からの体罰に苦しみ、いじめが原因で不登校に。16歳で高校中退。2年間のカウンセリングを受けた後、夜間高校に入学。老人ホームでのボランティアで人の話を聞くことで聞く事の喜びを学ぶ。すぐに学校を辞めてしまう生徒が多い夜間高校で、話を聞くことにより下級生の高校中退を何度も防ぐことができ、話を聞くことの力を知る。この頃アメリカに短期留学し、魅了される。愛知県の大学院教授にアメリカは日本より100年心理学が進んでいるといわれ、心理カウンセラーを目指して渡米。カリフォルニア州立フラトン校大学院カウンセリング専攻卒業。大学院卒業後、3000時間のインターン時間を終え、国家試験を二つ合格し、現在のカリフォルニア州公認心理カウンセラーの資格を取得。子どもとその家族、重度の精神障害者とその家族、薬物中毒のクライアント等、多岐にわたり経験を積む。現在はトーランスで開業し、カウンセリングを提供。専門は、子どもとその家族、不安とうつ病。
Tatsuya Arakawa Therapy
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