心療内科医
久賀谷 亮 TransHope Medical TEL: 424-247-9642

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ゆるすということ

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被災地の「こころ」
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被災地の「こころ」 2
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被災地の「こころ」 3
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夏目漱石の 『こころ』 と三島由紀夫
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被災地の 『こころ』 一年
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「こころ」 はユニバーサル
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「新型うつ」 というのが話題らしい
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自分のことが嫌いな人へ ~自尊心について~
第10回 : 
ブレイン・フィットネス
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脳の錯覚とポジティブ思考
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不確実性とつきあう — 不安克服法 —
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フェイスブックの心理学 【1.フェイスブック依存】
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薬をつかわない 「うつ」 の治療最前線
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フェイスブックの心理学 【2.つながるほど孤独】
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「うつ」 今注目の最新治療 『TMS』
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フェイスブックの心理学 【3.コミュニケーションの変容】
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アンチエイジングの心理学 1
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アンチエイジングの心理学 2
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子育ての流儀
第23回 : 
私の 「こころ」 について
第24回 : 
「物忘れ、お困りですか? 外付け『記憶』ハードドライブをお買い上げください」。 —脳科学最前線:脳を補う、創る—
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ゴルフの心理学2
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ひとのこころは読めるのか
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ADHDについて深く知る
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「幸せ」 の心理学
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The Secret Life of Walter Mitty ~自尊心について 2~
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パニックって? その1
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パニックって? その2
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セックスレスの心理学
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認められるということ
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レジリエンス
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脳の休め方2
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世界にひろがるマインドフルネス(マインドフルネス4)
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「過労死」
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人工知能(AI)―人間が引退する日―
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「フェデラーと老いの心理学」
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自己肯定感と承認欲
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「セリーナ・ウィリアムズと怒りの心理学」(怒りとこころ2)
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「日日是好日」
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OCD
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多様性の教科書
第89回 : 
ゆるすということ

『こころにまつわるおはなし。』

「こころ」 をキーワードに、様々な話題を提供します。

2012年 4月 9日更新

第6回 : 被災地の 『こころ』 一年

3月11日に、東日本大震災後1年を迎えました。 この日は、様々なメモリアルイベントが各地で行われました。 私はこの日の朝、日本の宮城県気仙沼市にある本吉病院の医療スタッフとビデオミーティングをしていました。 この本吉病院は、メディアでも取り上げられたように、震災に翻弄され、一年経った今もなお、過酷な医療状況が続いている所です。 この地に、毎月一人研修医が支援のため派遣され続けています。

気仙沼市立本吉病院支援の様子

医療リソースはまだ限られており、例えば介護が必要な方に対する必要な連携システムはまだ整っていないようです。 限られた状況の中で、最大限のことをするという草の根的な医療が進行しているのです。 また、震災によりご家族を失ったため、残されたご自分の家族を介護の手に委ねることに、より強い逡巡と罪悪感をもつ方。 雪が降るのをみて、一年前を思い出す方。 傷跡はなおもそこかしこに見られます。 ミーティングの中で、現地のスタッフからは、「こころ」 のケアに関する質問が多数ありました。 「こころ」 のケアは、今後の継続支援のキーワードの感があります。

実は、継続的な 「こころ」 のケアの必要性は、昨年末UTBを通じても訴える機会がありました。 (映像を見る
おそらく、その当時に比べ、被災地での地域のリソースはより機能してきており、「官」 によるよりしっかりしたシステムが導入されつつある感じは、そこかしこに伺われます。 今後の着実な復興を望まずにはいられません。

ロスアンゼルスにて、午後に参加した日米協会主催によるパネルディスカッションでは、この一年間の様々なボランティア支援の報告がなされました。 ABCチャンネル7で放映された震災時、そしてその後の様子を伝えるDavid Onoさんのレポートが流された時、会場の数百人の 「こころ」 が揺さぶられているのを感じました。 聴衆全体の感情が一塊となって動いている感じが、その息を飲む沈黙の中にひしひしと伝わってくるのです。 遠くロスアンゼルスの人々の 「こころ」 の中でも、「ああ、一年経っても、感情が続いているんだな」 と思いました。 いわんや、被災者の方々の 「こころ」 は、と思いました。 「アニバーサリーを迎える度に彼らのこころには、このことが一生去来し続ける」 というのが、その時に私の口から出た言葉でした。 パネラーの一人で、ご自身被災された方は、一方、第二の命を得たポジティブな面を語られました。 被災地でも、このムードが少しずつ生まれていっていることを祈ります。

この時期に偶然、ある方から一冊の本を借りました。 「心の傷を癒すということ」 (安克昌著 角川ソフィア文庫) というタイトルです。 1995年の阪神淡路大震災で、被災者の 「こころ」 のケアに奔走した、神戸大学ほか現地の精神科医やこころのケアの専門家たちのレポートです。 実はこの本は、当時の震災後一年が経ってからまとめられています。 つまり、今の我々と同じ一年を振り返った時点で書かれているのです。

これを読むと、彼らが体験し、悩み、実行したことは、我々の今回の東日本大震災の支援経験と非常に酷似していることに驚かされます。 例えば、彼が指摘した、支援者の支援 (つまり、ボランティアや医療支援者、消防士などへのサポート) の必要性はまさしく我々も今回至った結論で、現在も我々は、東日本でボランティアを続ける学生たちの「こころ」をサポートしたり、教育用の映像を提供したりしています。

一般に、災害支援は、災害の種類、場所、規模などで千差万別とされますが、そのカオスの中にあっても、阪神淡路大震災と東日本大震災を通じて、再現性のある共通項があるというのは大きな発見です。 実は私が支援に入った頃、支援のノウハウとして参考になるものを探しましたが、うまくみつかりませんでした。 安氏の著作のような過去の叡智がみつかっていれば、さぞ助かったであろうと思います。 「救援は現地に入って臨機応変に」 という原則は確かに正しいのですが、過去の知見はやはり役に立ちます。 過去の、そして今回我々の経験、学んだことをアーカイブとして、将来の災害に備えてアクセスできるようにできればよいなと思います。 それは即、人類の財産になるのではないでしょうか。

残念ながら、この著者の安氏は、数年後に若くして他界されています。 しかし、彼の著書を読むと、まるで彼と直接話しているように、彼の苦労がひしひしと伝わってきます。 このレポートを通して、彼は人類の将来に貢献し続けるのではないでしょうか。

この本によると、災害精神医学者のラファエルはこういっているそうです。 「遺族たちは 『もう当然立ち直っているころだ』 という期待をあからさまに見せつけられることが多い」。 つまり、ある時期を経ると被災者は、周囲から立ち直りを無意識に期待されるプレッシャーで、つらい感情が表出しにくくなりうるということです。 このことは、我々一人一人が銘記しておくべきことであり、今後の 「こころ」 のケアのニーズを過小評価しないための戒めでもあるかと思います。

また、被災者の方にとっては、周囲が注意と関心を向け続け、寄り添っていてくれることが何よりの支えであると、安氏も指摘しています。

復興は進んでいるとはいえ、本吉病院のように、今なお、「こころ」 のケアのリソースが足りていない状況が被災地にはあります。 一年の節目は、継続的支援について考える通過点でもあります。

先日、私が昨年5月に被災地入りを前にして連絡を取り合った被災地のコーディネーターの方と、ひょんなことから、Emailをやりとりしました。 そもそも、その方の顔も知りませんし、連絡をとるのは、ほぼ一年ぶりだったかと思います。 その方は、引き続き支援のコーディネーションをしているようです。 心から敬意を感じると同時に、何か古い戦友にあったような不思議な気持ちになりました。

《震災によるストレス対処法の参考映像》

Kokoro Wellness Networkでは、
東日本大震災の被災地へこころのケア・ボランティアを継続的に派遣しています。
このプロジェクトのサポートに興味のある方は、www.KokoroWellnessNetwork.org をご覧ください。
また、被災地でのこころのケアについては、 こちらの映像 をご参照ください。

2012年 4月 9日更新

くがやこころとからだのクリニックでは、
「こころ」 にまつわる様々なご相談や、こころの健康チェック、ケアを提供しています。

▼ドクター久賀谷による「マインドフルネスx脳科学」ホームページを開設しました!

https://www.beinamoment.org

ドクター久賀谷によるマインドフルネス 著書・旅企画・コーチングをまとめて紹介。クリニックと合わせてよろしくお願いします!

▼「患者さまの声」ページ 随時更新中!

https://thmedical.org/diagnosis/testimonials/

クリニックホームページ内で診療を受けられた方の動画・音声、そして寄せられたお手紙などをご覧いただけます。
診療セミナーやマインドフルネス・TMS治療に関する患者さまの声。

▼心療内科専門医による各種プログラム
不安/パニック より早い改善をカウンセリングとお薬またはTMS治療を必要に応じて組み合わせることで実現
うつ
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慢性痛
マインドフルネス認知療法
認知行動療法カウンセリング
こころとからだ・プログラム → ストレスによる身体の症状の緩和
トラウマ治療 (EMDR)
禁煙プログラム
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体重マネージメント
こころの健康相談

※ 当クリニックでは、カウンセリングのみも可能です。

Columnist's Profile

心療内科医久賀谷 亮(TransHope Medical)

イェール大学医学部神経精神科卒。日米医師免許。趣味 : トライアスロン。TransHope Medical / くがやこころとからだのクリニック院長。「TransHope」 は、Transglobally (国境を越えて)、Transculturally (文化を超えて) に、Hopeを手渡していくことを意味します。

眠れない、疲れやすい、集中できない、気分が晴れない、ストレスによるこころとからだの反応、ライフスタイル改善(体重、仕事パフォーマンス、喫煙)、うつ、パニック、ADHDなどに医学的診察とケアを提供します。

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