もしものために読んでおきたい!カリフォルニアでの交通事故対処法

もし事故に遭ってしまった際に、どう対応したらよいのでしょうか。参考になるようなお話をご紹介します。

2019年11月 18日更新

第3回 : 交通事故に関するQ&A

交通事故に遭ってしまった!弁護士に相談したいけれど「いつ相談すればいいの」「治療費はどうなるの?」「乗客だった場合の補償は?」など、気になる質問がいっぱい。ESK Law Groupの武本さんにお答えいただきました。

Q. 自分で交通事故のクレームなどを処理するのと、弁護士に相談するのとでは何が違うのですか?

A. 保険会社のクレームシステムは、とても複雑にできています。また、独自の弁護士を抱えており、出費を減らすために戦います。保険金をできるだけ支払わなくて済むように努めるため、交渉にも時間がかかり難しくなります。直接保険会社と交渉し一任することもできますが、その成果は大きく異なります。例え直接交渉しても、損害賠償が一切支払われないケースも多々あります。ですから、早い段階で専門家に相談することは、あなたが被害者としての権利を守るために賢明でしょう。

カリフォルニア交通事故&傷害事故無料相談センターでは、あなたにアドバイスを行い、必要に応じて、事故専門弁護士があなたを代理して、損害賠償を請求します。これまで多くのケースで、被害者が保険会社と直接交渉して支払われる金額を相当額超える賠償金獲得の実績があります。

Q. 相談料や弁護士料を支払う余裕がないのですが、どうしたらよいでしょうか。

A. カリフォルニア交通事故&傷害事故無料相談センターへの相談は一切無料です。弁護士が必要だと判断した場合でも、弁護士料は加害者の損害賠償の中から支払われるため、裁判所へのファイリングフィーや、その他諸費用を含め、被害者の方には一切費用はかかりません。

また、弁護士料は保険会社からあなたに支払われた一部が充てられます。万が一、慰謝料が取れなかった場合、弁護士費用は請求しません。すなわち、成功報酬です。同センターがこれまで扱ったほとんどのケースでは、被害者が保険会社と直接交渉して支払われる金額を相当額超える賠償金の獲得に成功しています。

Q. いつのタイミングで弁護士に相談すればいいですか?

A. 事故発生後、まずは即座にご連絡ください。カリフォルニア交通事故&傷害事故無料相談センターは、週7日24時間相談を受け付けています。事故後のあなたや関係者の発言は、全てポリスレポートや保険会社のクレーム書類に記録、録音され、覆すことはできません。さらに言語の壁によるミスコミュニケーションなどもあれば、不利益な結果を導くこともよくあり得ます。同センターでは、あなたの事故の発生状況を詳しく聞き、最適な対応をアドバイスしてくれます。また、必要に応じて、事故専門弁護士があなたを弁護してくれます。

Q. 痛みがあるので、医者に行きたいのですが、治療費はどうなるのですか?

A. むち打ちなどのケガがあれば、すぐに治療を受ける必要があります。事故による負傷の場合、痛みは数日後、または1~2週間後に悪化することが多く、早い段階で適切な治療を受けないと、後遺症になって一生苦労することがあります。

治療費は、最終的に相手方保会社の損害賠償より支払われますが、ケースが解決するまでは、あなたの健康保険、または自費で治療を受けることになります。ケースによっては、数カ月から1年以上かかることもあるため、充当できる保険を持っていない場合、また自費での立て替えが困難な場合、カリフォルニア交通事故&傷害事故無料相談センターにご相談ください。あなたの自宅、職場の近くで、治療費の支払いを損害賠償支払いまで立て替えるシステム(MEDICAL LIEN)を扱っているクリニックや病院をご紹介してくれます。この場合、加害者の保険会社から慰謝料が支払われた後、その中から病院に支払いが行われるため、被害者のあなたに対し、通院や治療の費用の請求は一切ありません。

Q. 遠方に居住しており、相談に行くことが困難です。

A. カリフォルニア交通事故&傷害事故無料相談センターでは、カリフォルニア州全域のケースのご相談を受け付けています。必要に応じ、ほとんどの場合、同センターのフィールドスタッフがあなたのところへ出向くことができます。やむをえない場合は、電話、Eメール、FAXでのやり取りとなります。また、日本語スタッフが24時間電話対応を行っていますので、事故発生後はもちろん、質問等があれば、日本語で問い合わせすることが可能です。

Q. 私は不法滞在者です。補償を受けることは可能ですか?

A. 身分に関係なく不法滞在者、国際免許所持者、日本国籍者、未成年者、旅行者への補償が可能です。

Q. 私は運転免許を持っていません。補償を受けることは可能ですか?

A. 運転免許がなくても、相手の誤りが認められれば、補償を受けることができます。

Q. 私は乗客として車に乗っていました。補償を受けることは可能ですか?

A. 被害者であれば、運転手または同乗者にかかわらず、損害補償が受けられます。加害者や乗車していた車両の保険から補償を受けることができます。

Q. 無保険車も補償が可能ですか?

A. 無保険車の場合、治療費の補償を受けることができます。相手の運転者が飲酒運転による事故を起こした場合、すべての補償を受けることが可能です。

2019年11月 18日更新

皆さんのご意見、ご相談等ございましたら以下までご連絡ください。

jamestakemoto@gmail.com

Columnist's Profile

オフィスディレクターJames Takemoto(MASON LAW GROUP)

交通事故専門の弁護士事務所で29年間勤務し様々なケースに対応してきた。24時間日本語で丁寧に対応してくれる。急に事故に遭ってしまった時にも的確な対処法を迅速に指示してくれる。