世界の中心でトップスタイリストになる(美容師、ネイリスト必見!)

個のタレント性を評価するハリウッドではスタイリストへの報酬も極めて高い。ビザ・グリーンカードやコスメトロジーライセンスの取得して、アメリカでその才能を開花しトップスタイリストになろう!

2018年 2月 21日更新

第2回 : コスメトロジーライセンスの取得

夢を抱き渡米する学生の実情とは

カリフォルニア州(ロサンゼルス、ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンディエゴ、オレンジカウンティ)やハワイ州に夢と希望を抱き、現地の美容学校に入学する日本人学生が数多くいます。しかし最近、これらの学生がコスメトロジー・ライセンスも取得できないまま日本に帰国する事態が起こっています。

理由は明白で、日本人学生の大半は、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーがないため、コスメトロジー・ライセンスのテストを受けることができないのです。つまり、受験にはソーシャル・セキュリティ・ナンバーが必要なのです。アメリカの美容学校の中には、OPT(オプティカル・トレーニング・ビザ)を取れば、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーが取得できると安易な回答をして、生徒はそれを信じてOPT取得のために働き先を探します。しかし、結果的にOPTを出してくれる働き先が見つからず、学生ビザのままでいるか、学生ビザの期限が迫っている場合は、泣く泣く日本に帰国することになるのが実情です。

ちょっと考えてみれば分かるのですが、コスメトロジー・ライセンスを持たないスタイリストたちをどこのサロンのオーナーが雇ってくれるのでしょうか?OPTの期間は、M1ビザで半年、F1ビザで1年間です。OPTを申請して、OPTビザを取得し、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーを得て、コスメトロジー・ライセンス試験の申し込みをして、試験日が決まって受験。この期間は、どんなに少なく見積もっても3カ月以上はかかります。1回で筆記試験も実技試験にも合格すれば良いのですが、どちらか落ちた場合はさらに時間はかかります。半年かかってもおかしくはないのです。このような状況をオーナー目線で考えると、実に半年間もの間、美容師(スタイリスト)として働けない方を雇用するリスクを抱えることになるのです。オーナーがその後のビザサポートでもしない限り戦力にはなりません。しかしこのビザサポートも容易ではありません。サロンオーナーが雇用したくないのも当たり前なのです。

これを改善するには、やはり学校を卒業する前に、しっかりコスメトロジー・ライセンスを取得することに尽きるでしょう。

日本の現役美容師の場合は

一方、日本で働いている美容師さんの場合はどうでしょうか?レッドカーペットを歩くハリウッドセレブのヘアメイクを担当したいという夢を抱くスタイリストは多いでしょう。また、美容師をアーティストのように扱うビバリーヒルズやハリウッドのサロンで働きたいと考えるサロン美容師もいるでしょう。

日本の美容専門学校を卒業している美容師は、ほとんど問題なく美容師ライセンスをコスメトロジー・ライセンスにトランスファー(切り替え)できます。カリフォルニア州の場合、受講義務は1600時間。ハワイ州の場合、受講義務は1800時間です(ただし、ヘアのみの「ヘアドレッサー資格」は1250時間)。カリフォルニア州、ハワイ州はアメリカの中でも、受講義務時間が長いものの、問題なくトランスファーできます。しかしながら、多くの美容学校は、このトランスファー作業をしっかりやらないことがあります。理由はというと、なるべく多くの時間を学校で過ごして欲しいからです。ですから、このトランスファー作業は、学校ではなく、信頼できるエージェントに任せた方が良いでしょう。

またトランスファーが終わった後は、コスメトロジー・ライセンス試験が控えています。日本の美容師さんの場合は、ネイルやエステに慣れていない可能性が高いので、実技はそれらを中心に行い、筆記試験は英語に慣れることと過去問を多くこなすことが重要です。

日本には、ネイリスト、マツエクテクニシャンやエステティシャンが数多くおり、ロサンゼルスやハリウッドでの活躍を目指していたり、既にこちらに来て活躍いる方も多いです。ジェルネイルやマツエクの市場が伸びているのに対して、ライセンスやビザをしっかり持たないまま働いている方も実は多いのではないでしょうか?カリフォルニア州の受講義務は、ネイリスト資格で400時間、エステティシャン資格は 600時間です。美容師資格のように、日本にはこれらの資格制度はありませんが、美容学校や専門学校を卒業していれば、実は同じようにトランスファーできます。

美容を志す学生さん、既に活躍されている美容師さん

今回はコスメトロジー・ライセンス取得について書きましたが、ご自身の状況に照らし合わせた場合、疑問点や不明点も出てくるかと思います。ライセンス取得に関する大半の問題や課題は、我々が解決できます!個別の問題や相談については、下記アカウントで受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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2018年 2月 21日更新

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Columnist's Profile

エージェント(AGENT)Yuka Takahashi(YUKA ENTERPRISES)

幼少期より美容に興味を示し、あらゆる美容品を購入し、自ら美容プロダクトの研究をはじめる。その後カラーアナリスト、スタイルコンサルタントなどの資格を取得。22歳で年商100億円の美容関連会社の役員になる。クライアントへの美容アドバイザーとしても活躍。その後、2013年にビバリーヒルズの高級美容総合サロン Yuki Sharoni Beauty & Lifestyle社を買収。現在、ウエストハリウッドのロバートソンでYuka Styleサロン、美容アカデミーを経営する傍ら美容経営者、スタイリスト、美容学生へのコンサルタント・アドバイザーとしても活動している。

日本人スタイリストの活躍を拡げるためカリフォルニア州のタレントエージェントライセンスを取得。スタイリストエージェントとしての生涯目標は日本人スタイリスト3人、ORIBE* レベルまでプロデュースすること。

* ORIBEはニューヨークのヘアスタイリスト。Luxury Brand PartnersとともにORIBEブランド確立。2017年12月に日本企業のKAOが買収。Yuka Styleもこれに関与している。https://www.oribe.com