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Hiro Ezawa Western Shipping America, Inc. TEL: 310-834-7899 x25
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あなたにも出来る!貿易ビジネス -ヒロ江澤の貿易ビジネス講座-

海外との取引って難しい。でもせっかくアメリカにいるから私も何か出来るかも!という志の高いあなたへ。マスターオブトレーディング:ヒロ江澤の貿易ビジネス講座。あなたも貿易のプロになれる、さあ始めてみよう!

2017年 1月 26日更新

第37回 : どうなる2017年、米国貿易大胆予想

いよいよ2017年が始まりました。昨年はみなさんにとってどんな1年でしたか?個人的には、まずまずの年でしたが、とにかく昨年は出費が多かった。ここ数年で1番っていうほどお金が出ていった1年でした。今年はその逆でどんどん貯まるといいな~という淡い期待を持っています。しかしビジネスにおいては、とにかく多忙な1年であったと言えるでしょう。年末が押し迫る段階まで多忙で、時間がとにかく足りなかったなどということは近年にはなく、仕事面では大変充実した年でした。往く年来る年、毎年さまざまなことがあるでしょうが、現代社会に生きとし生ける我々はどうにか生き抜いていくしかありません。前を向いて頑張っていきましょうね。

さて、今年第1回目のコラムは、私の目線から見た「2017年の米国からの貿易動向」についてお話しします。過去の経緯と比較しつつ、今年の日米貿易を予測してみます。

円為替

昨年11月中旬に行われた米国大統領選で、トランプ氏が新大統領に当選という知らせを受けて、円ばかりではなく各国通貨が売られ、米ドルが一気に上昇。一時は1ドル当り120円を超え、世界経済にショックを与えました。そして、現在もなお円安傾向は続き、長い間1ドル/110~113円程度をうろついていた円相場は、2017年1月上旬には117円程度に落ち着いています。ここまでの円安は、およそ3年前の消費増税以降で最高値です。 米国に暮らす多くの貿易従事者、特に米国からの輸出商売をしている人には、まさに逆風の状態が続きそう。3年前を例に挙げれば、消費増税後の日本の外国製品買い控え減少に加え、急激な円安が背景にあり、米国からの輸出は頭落ちに減少しました。政府による消費増税が決定して以降、円が売られる傾向にあったものの、2014年は年始から輸出貨物の物流が減少し始めたのです。しかしこれは通年の事であり、1年を通して第一四半期がもっとも貨物が動きません。その傾向に習うとすれば、大騒ぎすることもなかったのですが、消費増税実施の同年4月、5月が模様眺めに推移し、6月からは第三四半期にかけて輸出は、さらに大幅な減少に拍車がかかりました。「モノが売れない…」。実にさまざまな所で、輸出を生業とする企業からの悲鳴や「どこかに売れるものはないか?」「商売を探している企業を紹介してくれないか」という陳情にも似た声が聞こえてきたのです。この時の米ドル円相場は、まさしく1ドル/115円を下回っており、現状がその時に酷似しているのです。輸出にとって、このような円安傾向は、大変に危惧すべき出来事であり、日本で外国製品が売れないことに歯止めがなかなかかかりません。特定の貨物を除けば「あえて高価になる外国製品を買わなくてもいい。また円高になった時に購入すればすむ」という国民感情が噴出してくることから、米国から日本への輸出は苦難の船出となりそうです。米国経済が落ち着き、新大統領の経済政策が浸透すれば、ある程度の落ち着きを取り戻すかもしれませんが、内需拡大を狙う動きがある中、そう簡単には今までのような円高に転じることは難しいかもしれません。 

株価

トランプ新大統領が誕生のニュース以降の2カ月間で、日経平均株価は3300円超上昇しました。東京市場では、年末に売りが目立ったものの、その後も強気に推移し、大統領選のテコ入れで上昇傾向。この背景には、前述の円安であることが不可欠な要素となっています。これが円高に転ずるようなことになると一転し、株価反落の警戒感も拭えない状況です。とは言え、各大手シンクタンクの予測では、今後も強気に推移し、円安背景を受けて大手企業の日本からの輸出が大幅増大するという見方があります。このような俗に言われる「トランプ相場」がいつまで続くのでしょうか?円安が続く限り、この状況に大きな変化はないと目されていますが、米国経済の動向により、局面が変わることも考えられます。現に、トランプ氏の政策に対する発言により、フォードモーターがメキシコへの工場移転を中止しています。米国内で大きな雇用が生まれれば、失業率は減少、米国経済が一気に立て直される期待もあるのです。これにより、円が売られ為替相場や株価が大きな影響を受けることも十分に考えられるでしょう。

米国経済

そもそも、トランプ氏が新大統領になる、なんて一体どれだけの人たちが予想したでしょう。選挙戦では、数々の暴言や虚言を繰り返し、政治家経験もない大金持ちが一国の大統領に就任するなんて。しかし現実に奇跡は起き、それは国民投票によってもたらされた結果なのです。ということは、多くの米国市民が彼に求めているモノの大きさが伺われます。つまりトランプ氏が掲げた大きな改革“Change”を国民は求めているということになるのです。彼は、もともとビジネスで成功を遂げた人物であることから、経済回復への期待感が高まっていますが、その政策としては、海外からの製品に依存せずに内需を拡大するという大改革案があります。例えば、米国の一大産業である自動車製造についても、海外からの部品供与は一切受けずに、自国で生産すべきという論を唱えています。企業に補助金を出すなどして、工場など生産拠点を再び米国に戻し、大きな雇用を設ければ、国内生産が拡大するでしょう。これが本当に実現すれば、外交貿易は減少し、輸入に依存している企業、また多くの製品を輸出している中国やアジア、中南米の第三国には大きな打撃となるはずです。TPP撤廃の動きも、この思考に同調したモノであり、経済の先行きが読みづらい状況となっています。まだ新政権が始まっておらず、今後の予想は難しいですが、彼が掲げた政策が、どこまで公約として果たされるのかに注目が集まっています。

2017年の日米貿易予測短観

何を置いても、世界を牛耳る米国経済の出方次第で、世の中は大きく影響を受けます。トランプ新大統領が、米国内需経済推進を進めた場合、輸出入には大きな波風が立つことが予想されますが、恐らくそれはここ1~2年で直接的変化に結びつくものではありません。よって、円ドル相場も安定し、小幅な動きに終始するはず。とは言え、一旦引き戻された円安はそう簡単に変動しないでしょう。よって、米国からの輸出は減少、逆に輸入は増える形になります。例年通り、第1四半期は低調に推移するものの、第2四半期でやや盛り返すかもしれません。そして夏に差し掛かると段々物量が増し、秋口には勢いを付けて年末商戦の貨物が増大する可能性もあります。円安傾向に変化は見られずとも、第3四半期から4期まではそれなりに商売も良くなり、しかし一方で、2016年程の利益は確保できないものと考えます。日本の景気は安定する可能性が高いですが、TPP交渉が不調に終わり、産業界は激変の1年になるかもしれません。いずれにしても米国新大統領就任における変革はそう早くは進まないものと思われますね。

コラム江澤ビジネスダイエット塾 Vol.23
「健全な精神は健全なる肉体に宿る」

年末年始はどれくらい食べましたか?例に漏れず、私もここぞと節制のタガを外して食べました。年に一度のお祝いごとなので、食べるという行為に対してはそこまで厳しい目を向けられませんが、意識は常にありました。そして食べたなら食べた分を後で取り返そうと…。

あ~食べた、食べた。さぁ、リベンジです!

年末年始を楽しく過ごした後はさぁ運動です。私も覚悟を決めて、お正月休み明けの1月3日の早朝からばっちりジムで走り込んできました。確かに、たらふく食べたお腹は重かったですが「やる気さえあれば大丈夫。結果はいつか付いてまわるから何も心配なし」と変な気負いもなく、淡々とジムワークをこなしました。私の場合、食べ過ぎたからジムへ行っている訳ではありませんが、やはり新年となれば毎年気合の入り方が違います。以来、毎朝定期的にジムに足しげく通っています。

先日ジムで走っている時、目前のモニターから流れてくるニュースで、この時期特有のネタを話していました。なんと統計では1月がNew Year Resolutionのおかげでフィットネスジムへの入会者が、1年を通して1番多い月だとか。これは皆さんも聞いたことありますよね。ところがその後が驚き。何とその翌月にはジムを離れていく人がほとんど!。統計によると、新年からせっかくジムへの入会手続きを済ませた人たちの何と8割が2月から来なくなるとのこと。徐々に減っていくとか、4月から来なくなるということであれば、まだ分かるような気がしますが、何と決意表明した翌月からの挫折が5人に4人もいるのです。意志貫徹するのはわずか2割にも満たない現実があるというのです。せっかく安くない入会金まで支払って運動をするつもりになったのに…。何とももったいない話ですが、これが現実らしい。

さぁ、あなたはこの話を聞いてどう思いますか? あなたはその挫折組である8割に入りますか?それとも食べてしまった分、反省も込めてジムで体を痛めつけますか?確かに毎日のように運動を重ねていくのはしんどい行為です。しかし恐らく、その辞めて行った8割の人々はその後どんどん太ってしまっているでしょう。自分の体と対話せず、ずるずると太ってしまうことを「仕方ない」と考えるのか、それとも奮起して「太っているなんてみっともない」と思えるかはあなた次第。これは全て自分との闘いなのです。

自身の持つ弱い意志と壮絶なる格闘の末に得た美貌と健康。ある成功者は言いました。「本当の成功者とは富を得た者ではなく、健康を維持できた者だ」と。 さぁ、言い訳無用。自身と向き合ってジムへ行ってみましょう。

2017年 1月 26日更新

読者の皆様のご意見やご感想などどしどしお聞かせ下さい。
またこのような内容について話して欲しいなど、リクエストがあれば是非お寄せ下さい。
そのテーマでガッツリ書かせて頂きます。
いつも多くのみなさんにご愛読頂いていますことを、心から感謝しています。

hiro@westshipus.com

Columnist's Profile

マスターオブトレーディングHiro Ezawa(Western Shipping America, Inc.)

東京都品川区出身。日本で商社勤務時代に貿易に触れる。数年の勤務の後、一念発起し兼ねてから憧れの地であった北カリフォルニアで大学を卒業。その後LAで輸送会社に就職し、以来米国物流業界一筋に19年のキャリア。仕事柄、オートバイ、車輛の輸出に関してはLAで一番の経験と幅広い知識を誇る。Western Shipping Americaは8年前仲間と設立、順調に業績を延ばし現在東京、香港、上海と支店を持つグループ企業に発展。

趣味は毎朝体を鍛えることと三度の飯より好きなフットボール観戦。小学生の息子たちにはやや厳しくスポーツの大切さを熱血指導中。在米22年もまるで他の都市へ行ったことなし。座右の銘は 「努力に勝る天才なし」、「健全な精神は健全な肉体に宿る」。

Western Shipping America, Inc.

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