マスターオブトレーディング
Hiro Ezawa Western Shipping America, Inc. TEL: 310-834-7899 x25
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ビジネス戦略特集Vol.2「Amazonを攻略せよ!」

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貿易って何? 実は普通の商取引です
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自分が貿易? 一体オレに何が出来る?
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これだけは知っておきたい貿易実務用語
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VS 正規代理店、並行貿易業者の仁義なき戦い - 第1章 野望編
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成功の秘訣-供給先は神様なり
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緊急報告!米国西海岸における港湾労使交渉に物申す!
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『FOB』 - どこまでが本当の『FOB』か
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緊急企画! 加速する円安 その1
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在庫は持つことはリスクが高いか
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騙されない決済方法 ~前編~
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2016新年特別企画 「成功するダイエットはこれだ!」
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成功を掴んだ人―ケーススタディーその1
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税関検査とそのリスク
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新規顧客開拓に効果的な方法
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「乙仲」と「フォワーダー」前編
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英語ができなきゃビジネスは成り立たない?
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並行貿易バンザイ!代理店に負けない取引術
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ビジネス戦略特集Vol.1「E-bayを攻略せよ!」
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あなたにも出来る!貿易ビジネス -ヒロ江澤の貿易ビジネス講座-

海外との取引って難しい。でもせっかくアメリカにいるから私も何か出来るかも!という志の高いあなたへ。マスターオブトレーディング:ヒロ江澤の貿易ビジネス講座。あなたも貿易のプロになれる、さあ始めてみよう!

2015年 2月 27日更新

第15回 : 緊急報告!米国西海岸における港湾労使交渉に物申す!

既にニュースなどで、みなさんもご存知とは思いますが、現在米国西海岸一帯の港では港湾労働組合による6年に一度の労使交渉が暗礁に乗り上げ、多くの貨物が滞留するという悲惨な状態になっています。この影響が出始めたのは昨年11月で、そして今日を持っても、まだ解決せずに事態はどんどん深刻化しています。一体この現象はなぜ起こっているのか、そしてその顛末はどうなるのか、簡単に追っていきましょう。

港湾の労使交渉とは?

日本でも「春闘」と言うのがありますよね。大きな企業はいずれも、その会社に勤務している社員で労働組合を構成し、会社に対し不利益な待遇などがないように社員有志が観察、執行していく団体を持ちます。要するに「雇用側の好きにさせてたまるか」という一般社員の民意を汲む形で活動をするグループです。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいな考え方ですよね。民衆の力は偉大です。労働者がいなければ会社は成り立たないので、無下な扱いをするわけにもいきませんが、勝手を許すわけにもいかない、という事で、毎年給料を含む福利厚生などの在り方などが論議され、双方が意見交換をする、というのがこの春闘です。つまり「労使双方が働きやすい環境を整えて、全社の利益のために共に働こう」という基本的な考え方ですが、その実態はいつも闘っているかのように見えます。日本にも港湾労働組合が存在し、交易が始まって以来、長い歴史を持っています。そして米国もまたそれは同様であり、そこで働く労働者も共闘し、より良い条件や待遇を国側から勝ち取ろうとします。

港湾労働者は悪条件化で働かされているのか?

この事件を普通に捉えると「港湾労働者の待遇は一向に改善されず、不遇な労働環境の下でこき使われている」かのように見えます。果たして彼らの待遇は悪いのか?低い賃金で夜昼となく奴隷のように働かされているのか?その答えは“ノー”です。彼らほど時給が高い労働者は存在しません。これは昔からの悪しき習慣が支えている旧態依然とした構図であり、実は彼らこそが大変な高給取りなのです。そして誰もが職員になれないという閉鎖性も、その組合の手前勝手に拍車をかけているのです。彼らは法外に高い賃金を得て、更には一般社会の平均値を遥かに凌ぐ福利厚生を得ています。これはこの港湾の労働組合が大変い強い力を持っている事に由来しますが、昔からこの特権を利用して更なる優遇を国から勝ち取ろうとしているのです。散々甘やかされているにもかかわらず、今回の交渉でもその福利厚生の面で不十分だと主張しているのです。聞くところによると、ある職員は普通の勤務時間(米国で定められている標準労働時間は週に40時間)で、残業などは一切なし。それでも持ち家を2軒、更にはクルーザーなども所有しているといいます。この人物は一般職員で、特別な技能や肩書を持つ者ではありません。どう考えても一般社会から見ると桁外れの高待遇です。それなら多くの米国人が港湾職員として働きたいはず。 しかし彼らは閉鎖性を持ち、労働者の家族や親族以外はよっぽどの強い紹介がなければ職員にはまずなれないというのです。仮に幸運にもそのチャンスを与えられたとしても、この高待遇のお蔭で退職する者がいないという現実のもと、ポジションが空く事は滅多になく、召集されたらすぐに馳せ参じなければならない掟もあるのです。そうなると新たに労働を希望する者は、働く手段を全て放棄して長い列に並ばなければならないという事になります。表立っては、最近その閉鎖性も改善されていると言われているものの、実際には、新しく採用される正規職員などまずいないのが現実です。こうして高待遇の下、自分たちの城は自分たちで守るとばかり、勝手気ままに事を進めているのです。このような悪しき背景が改善されずに、組合に守られているのがこれらの港湾労働者の実態なのです。

労使交渉不調で組合側が打って出た戦術

彼らは、とにかく国側が出す交渉提案が気に入らず、話し合いの期限までに妥結に至る事は出来ませんでした。こうなると、通常の組合のやり方だと「ストライキ」に突入してわがままを通します。根負けした国側が折れて、更に優遇措置が施される―しかし今回は違いました。彼らは米国経済に、より打撃を与え得る、そして多くの企業や人々が困り果てる戦術を使ってきたのです。それは「故意に作業を遅らせる」という戦略でした。要するにダラダラ仕事をし、チンタラ時間を過ごすという事です。そんな事を聞いても、多くの人が「まさか、そんなことするわけがない」と思うでしょうが、彼らに常識は通用しないのです。通常3時間で出来る港湾の荷役を、1日かけてのんびりやる、といった感じなのです。決してストライキではないので、実際に港は稼働しています。しかし稼働はしているものの、通常の速度とはかけ離れてとにかく遅いので、次の作業に支障が出る。そして次なる作業が行われるのを待たなければ、次の貨物は搬入できなくなってくるという悪循環で、どんどん貨物が停滞し、貨物船の出入港に遅延が生じています。11月に始まったこのバカバカしい牛歩戦術が、当時は2週間程度の遅れに終始し年末を迎えました。そして年明けには物量が全体的に減少するので少しはマシになるだろう、いや通常の速度に戻るかも…という大方の予想は見事に覆され、その遅延はどんどん深刻な事態を迎えています。1月下旬には約1か月の遅延、そして2月半ばではその時間も更に延び1か月半も本船が出入り出来ない異常な事態が今もなお続いているのです。コンテナーターミナルの容量には限界があるので、自ずと船の入港すら制限され、それに伴い当然輸出するはずの船も出航出来ません。こんな画は見たことがないという程の無数の貨物船が、ロサンゼルス沖合に1週間も停泊を余儀なくさせられているのです。もうメチャメチャな状態です(写真参照)。今までもストライキが長期化するなど、輸出入のビジネスに大きな影響が出たことがありますが、今回のは桁外れ。過去に例を見ない異常事態です。私もここまで酷い港湾の状況は経験したことがありません。

港湾の遅延が招く危機とは?

この問題が引き起こす状況は深刻です。日本も例外ではありません。有名な話としては「日本マクドナルドが、秋からフライドポテトのLサイズの販売を停止し、Sサイズのみを提供」していることでしょう。KFCに至っては、販売を取り止めたほど。西海岸とは北方シアトル港も含まれるため、アイダホ州から輸出されるはずのポテトが滞ってしまっているのです。よってマクドナルドは、東海岸からの輸入や空輸に転じたものの、結局追いつかずに販売を制限することになり、またその分の利益も減少しているはずです。このように、遅延が悪化し貨物が輸出されない事態になると、マクドナルドのように海外から食品を輸入している場合は安定供給が行き届かず、商品化できないばかりか、食品であるがゆえ鮮度は落ち、引いては農産物など廃棄しなければならないものもたくさん出てきます。マクドナルド同様に、海上便がダメなら航空便と、高い運賃を支払ってまで空輸に変更してその場を凌ぐ場合もありますが、コスト面でそれも長くは続けていられません。更に、工業用製品に代表される大型の貨物は航空便で送れないものも多く、それらの企業は輸出入が滞り、自分の順番を待って出荷しなければならない状態にあるのです。モノが滞ればそれだけお金も寝てしまいます。すでにトヨタや日産は生産縮小を決めています。契約条件によっては、貨物が輸出された段階あるいは仕向地に到着した段階で決済される場合もあり、そのような業者への逆風は余りに強いのです。輸出する企業は、商品購入に当たっての仕入れに対しては即日支払わなければならないのですが、海外の取引先からは貨物未納のため代金を回収できないので、資金が廻らずに息詰まる企業も出てきているのです。特に、自転車操業を余儀なくされているような中小や零細企業にとっては、大変な痛手であり死活問題とも言えます。すでに消費者の間には買い控えが始まっていますし、取引先間でもキャンセルが相次ぎ、今後のビジネスに影を落としているという場合も少なくありません。この状況を打破すべく、200を超える米国の経済団体が、オバマ大統領へ政府の介入を要請しています。

妥結の時期は?

現在毎日のように、妥結に向けた提案が発表されていますが、その都度その期待は裏切られています。一体お前ら、どれだけ貪欲なんだよ、と思っている人は数知れず。これでもか、という程の高待遇で働いているにもかかわらず、まだ賃上げや待遇改善の要求をしてくる連中。恥を知れ!と言いたくなりますが、本当に事態は収束するのでしょうか。米国労務省は5年間の労働協約で暫定合意に達した、と報道されていますが、これもどうなることか。例え今日のこの時間に労使交渉が妥結しても、実際に港の機能が完全な状態に戻るのには、少なくとも2か月程度はかかるだろう、というのが専門家の見方です。ここまでかき回しておいて、港湾労働者だけが得をするなどという構図が許されていいものでしょうか?世の中の不条理を感じずにはいられません。この原稿が皆さんの目に留まる頃には、この事件が既に過去のものとなっている事を祈ります。

「港湾労働組合のバカヤロー。傲慢で利己的な主張はもう止めてくれ。あんたたちの考えなしの行動で迷惑している人がたくさんいることをちょっとは考えてくれよ、ホント」。

コラム江澤ビジネスダイエット塾 Vol.2

第一回目の講義はどうだったでしょうか? もしも「脂質を摂らない」努力を少しでもした人なら、きっと今頃体型が変わっているでしょう。ダイエットはホントちょっとしたコツを掴めばそれ程苦しくはないのです。では今日も頑張っていきましょう。

「健全な精神は健全なる肉体に宿る」
部分痩せ? あり得ません

良く通販とかでもありますよね。「このベルトをするだけで、局部の振動から脂肪を燃焼して、運動しなくても痩せます」ってやつ。部分痩せとか、局部だけを細くする、などというのは、もはや都市伝説であるとしか言いようがありません。体のメカニズムを考えても、部分的に刺激を加えても脂肪は燃焼しません。またウエイトトレーニングをすると、筋肉ばかりついて痩せない、などとのたまう人もいますが、全くのデタラメです。女性は筋骨隆々にはなりにくい体に作られていますので、その心配も一切なし。筋トレはダイエットをするのに大変に役立ちます。

有酸素運動だけではない!ダイエットに効果的な運動

走ったり、泳いだり、息を切らせながらようやくやり切るような有酸素運動は辛いですよね。確かにこの有酸素運動こそが、体内の脂肪燃焼効果を高め、ゼイ肉を燃やしていくことに違いはありません。でもホント辛い。「朝はなかなか起きられないし、そこまでして運動したくない。でも、痩せた~い」って人にお勧めなのは、無酸素運動でも筋肉を鍛える「筋トレ」すなわちウエイトトレーニングです。例えばお尻が垂れてきた、二の腕に脂肪がついてタルタルに…なんて場合でも、筋トレは効果的。メカニズムとしては、脂肪を減らす、メタボを改善する、というのとはちょっと違います。脂肪はトレーニングをしても筋肉にはなり得ません。脂肪=脂分。豚肉でいうところのラードですから、赤みにはなりません。でもどうして筋肉をつけた方が良いのか?細くなるのか?ってことですが、脂肪を落とす行為ではなく「筋力をアップさせることで張りのある体を作る」ということなのです。垂れたお尻についたゼイ肉は放っておけばどんどん垂れてくるでしょうが、もしもお尻に筋肉がついたらどうでしょう?筋肉はたるんだヒップを押し上げてくれます。たるんだ二の腕を筋肉が引き締めて細く見せてくれます。メタボなビール腹に腹筋がつけば、その大きなお腹を持ち上げてくれる効果があるのです。本当は有酸素運動で脂肪燃焼を狙いたいところですが、ダイエット開始直後は、筋トレで筋力アップさせるだけでも十分な運動量でしょうし、筋肉が体を引き締めてくれます。そして慣れてきたら段々と重量を上げるなり、徐々に有酸素運動に段階的に移行します。ダイエットは継続的に行う事が一番大事なのですから。

2015年 2月 27日更新

読者の皆様のご意見やご感想などどしどしお聞かせ下さい。
またこのような内容について話して欲しいなど、リクエストがあれば是非お寄せ下さい。
そのテーマでガッツリ書かせて頂きます。
いつも多くのみなさんにご愛読頂いていますことを、心から感謝しています。

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Columnist's Profile

マスターオブトレーディングHiro Ezawa(Western Shipping America, Inc.)

東京都品川区出身。日本で商社勤務時代に貿易に触れる。数年の勤務の後、一念発起し兼ねてから憧れの地であった北カリフォルニアで大学を卒業。その後LAで輸送会社に就職し、以来米国物流業界一筋に19年のキャリア。仕事柄、オートバイ、車輛の輸出に関してはLAで一番の経験と幅広い知識を誇る。Western Shipping Americaは8年前仲間と設立、順調に業績を延ばし現在東京、香港、上海と支店を持つグループ企業に発展。

趣味は毎朝体を鍛えることと三度の飯より好きなフットボール観戦。小学生の息子たちにはやや厳しくスポーツの大切さを熱血指導中。在米22年もまるで他の都市へ行ったことなし。座右の銘は 「努力に勝る天才なし」、「健全な精神は健全な肉体に宿る」。

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