Education Advisor
Noriko Hoshi America Kango info@americakango.com

最新コラム

第120回 : 
アメリカで看護師になりたい人必読!その選択でホントに大丈夫?②「語学留学」

バックナンバー

第1回 : 
天使のお仕事 -バスケ生活の最後となったあの日。-
第2回 : 
資格取得から就職までの流れ(Q&A)
第3回 : 
生徒さんの例1
第4回 : 
生徒さんの例2
第5回 : 
生徒さんの例3
第6回 : 
アメリカの看護師資格と日本の看護師資格
第7回 : 
NCLEXとは?
第8回 : 
看護留学 これだけは知っておきたい
第9回 : 
いざ、渡米! ロサンゼルスでの通学環境
第10回 : 
病院での実習について
第11回 : 
アドバイザーから皆様へ
第12回 : 
アメリカにおける看護師の就職活動
第13回 : 
アメリカ看護留学の正しい情報を伝えたい ~HOSHI World Inc.起業のきっかけ~
第14回 : 
夢の実現に向けたサポート開始。 日本で初の個人カウンセリングを実施します!
第15回 : 
日本滞在レポート第1弾 - 東京で初の個人カウンセリングを実施! -
第16回 : 
日本滞在レポート第2弾 - 留学斡旋会社とのミーティング -
第17回 : 
看護留学に関するQ&A - 日本在住者からのご質問 -
第18回 : 
看護留学に関するQ&A - アメリカ在住者からのご質問 -
第19回 : 
アメリカにおける看護学校選びのポイント
第20回 : 
~体験談Vol.1~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第21回 : 
日本滞在レポート ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第2弾開催~
第22回 : 
日本滞在レポート ~日本の看護留学関連会社や学校との提携を実現!~
第23回 : 
~体験談Vol.2~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第24回 : 
出会いと別れ。人が死に直面するとき。
第25回 : 
~体験談Vol.3~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第26回 : 
米国看護師試験 『NCLEX (エヌクレックス) 』 とは?
第27回 : 
アメリカ看護留学までの流れ
第28回 : 
~体験談Vol.4~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第29回 : 
日本滞在レポート ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第3弾開催~
第30回 : 
~体験談Vol.5~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第31回 : 
現地での看護実習について
第32回 : 
教えてQ&A ~アメリカ医療現場から~
第33回 : 
~体験談Vol.6~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第34回 : 
アメリカ看護留学前に、準備しておきたいこと①
第35回 : 
アメリカ看護留学前に、準備しておきたいこと②
第36回 : 
ER体験!アメリカで入院するということ①
第37回 : 
ER体験!アメリカで入院するということ②
第38回 : 
ER体験!アメリカで入院するということ③
第39回 : 
体験談 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい! 【番外編】スペシャルインタビュー
第40回 : 
日本滞在レポート ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第4 弾開催~
第41回 : 
依頼?依存?看護留学サービスに何を求めるか
第42回 : 
America Kangoに寄せられるご相談
第43回 : 
~体験談Vol.7~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第44回 : 
~体験談Vol.8~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第45回 : 
アメリカの看護教育
第46回 : 
~私のつぶやき~ 「アメリカで専門職に就くための心得」
第47回 : 
スペシャルコラム: クライアント便り① ~看護留学を終えて~
第48回 : 
~私のつぶやき~ 「看護留学の財産」
第49回 : 
【スペシャルコラム】クライアント便り② ~看護留学を終えて~
第50回 : 
~体験談Vol.9~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第51回 : 
日本滞在レポート ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第5弾開催~
第52回 : 
~体験談Vol.10~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第53回 : 
NCLEX書類審査とRN取得後の現状
第54回 : 
LAで働く看護師 Vol.1 ~念願のRNに!現地で就職しました!~
第55回 : 
LAで働く看護師 Vol.2 ~念願のRNに!現地で就職しました!前編~
第56回 : 
LAで働く看護師 Vol.2 ~念願のRNに!現地で就職しました!後編~
第57回 : 
アメリカにおける看護師の地位 ~気になる業務内容や年収は?~
第58回 : 
現場で“使える看護師”になりたい!~医療英語受講に関して~
第59回 : 
日本セミナー開催迫る!「アメリカ看護師になって現地で就職するには!!」
第60回 : 
アメリカで看護師になって現地で就職するには!
第61回 : 
~体験談Vol.11~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第62回 : 
2017夏:日本セミナーレポート第1弾
第63回 : 
2017夏:日本セミナーレポート第2弾「セミナー参加者の感想①」
第64回 : 
2017夏:日本セミナーレポート第3弾「セミナー参加者の感想②」
第65回 : 
~体験談Vol.12~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第66回 : 
今年を振り返って。 2018年の看護師事情
第67回 : 
LAで働く看護師 Vol.3 ~念願の看護師に!現地で就職しました!~
第68回 : 
LAで働く看護師 Vol.4 ~念願の看護師に!現地で就職しました!~
第69回 : 
LAで働く看護師 Vol.5 ~念願の看護師に!現地で就職しました!~
第70回 : 
~私のつぶやき~ 「アメリカで成功する看護師とは」
第71回 : 
アメリカで拡大するRN需要
第72回 : 
「私たち看護留学します! ~日本からの挑戦~」Vol.1
第73回 : 
2018夏:日本セミナーレポート第1弾
第74回 : 
日本滞在レポート ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第2 弾開催~
第75回 : 
アメリカ看護師事情Q&A ~気になる年収や就職先は?~
第76回 : 
~体験談Vol.13~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第77回 : 
アメリカ看護師Q&A「マグネットホスピタルって何?」
第78回 : 
夢を追う"アメリカ看護仲間"第1回お食事会開催!
第79回 : 
"アメリカ看護仲間" 第1回お話し会 in Japan 開催!
第80回 : 
~体験談Vol.14~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第81回 : 
NCLEX勉強法
第82回 : 
~体験談Vol.15~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第83回 : 
アメリカ看護師は生涯勉強!RN免許更新について
第84回 : 
~体験談Vol.16~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第85回 : 
2019夏 日本滞在レポート
第86回 : 
日本滞在レポート 第2弾
第87回 : 
アメリカ看護留学最新事情
第88回 : 
~体験談Vol.17~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第89回 : 
医療従事者の気になる年収!「2019年度ベスト・ヘルスケア・ジョブ」
第90回 : 
~体験談Vol.18~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第91回 : 
“アメリカで看護師として働く夢”を確実に実現するためには
第92回 : 
アメリカで看護師として働きたいなら、英語力+コミュニケーション力!
第93回 : 
~体験談Vol.19~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第94回 : 
~私のつぶやき~ 「看護師資格を取っても、永住権が取れず帰国する人が増えています!」
第95回 : 
チャンス到来!どうなる?2020年アメリカ看護留学事情
第96回 : 
新型コロナウイルス禍における情報トラブル
第97回 : 
コロナ感染者爆増!アメリカの医療業界最新事情
第98回 : 
~体験談Vol.20~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第99回 : 
2020:日本「Zoom」セミナー レポート第1弾
第100回 : 
2020:日本「Zoom」レポート第2弾
第101回 : 
アメリカで働きたい!~永住権獲得を視野に入れた留学準備~
第102回 : 
~永住権を取得するまで~ アメリカで働く日本人看護師シリーズ①
第103回 : 
2021年。コロナ禍のアメリカ医療、そして看護留学はどうなる?
第104回 : 
~永住権を取得するまで~ アメリカで働く日本人看護師シリーズ②
第105回 : 
気になるコロナ禍でのアメリカ看護留学・医療業界最新事情
第106回 : 
コロナ禍での遠距離介護① 日本に緊急帰国しました!
第107回 : 
コロナ禍での遠距離介護② LAで待望のワクチン接種!
第108回 : 
~永住権を取得するまで~ アメリカで働く日本人看護師シリーズ③
第109回 : 
~体験談Vol.21~ 看護学校に進学!永住権取得!アメリカで看護師になりたい!
第110回 : 
相談急増中!「キャリアチェンジ」でアメリカ看護師を目指したい人のためのアドバイス
第111回 : 
~LAで働く看護師 Vol.6 ~念願の看護師に!現地で就職しました!~
第112回 : 
【スペシャルレポート】 日本の医療従事者対象: Zoomセミナー「アメリカ医療現場から ~ロサンゼルスにおける訪問看護の実例~」を開催して
第113回 : 
2021年 アメリカ看護留学「Zoom」による少人数制セミナー開催レポート
第114回 : 
コロナ禍に負けない!2022年以降に向けて看護留学の準備を始めよう!
第115回 : 
念願のNPO団体を設立!2022年、看護留学のサポート活動を拡大します!
第116回 : 
看護留学・就職の落とし穴。留学前の手続きが永住権や就職に大きく影響する!知っておきたい3つの重要なポイント ~速報!NCLEX 3月より一部改定~
第117回 : 
星宣子が太鼓判!アメリカで絶対に成功する看護師とは?数年間にわたり留学準備を進めている3人のケース紹介
第118回 : 
アメリカ看護師を目指す仲間が集う「第2回お話し会 Zoom in Japan 」開催!
第119回 : 
アメリカで看護師になりたい人必読!その選択でホントに大丈夫?①「オペア」
第120回 : 
アメリカで看護師になりたい人必読!その選択でホントに大丈夫?②「語学留学」

チャレンジ!看護留学&就職 ~アメリカで看護師になるには~

天使の街、ここLos Angelesより看護師資格取得に関する情報提供をします。夢を持ってやりがいのあるお仕事に就きたいと願うあなたにとって役立つ情報となるよう私も負けない情熱を持ってコラムの執筆に挑戦します。

2022年 6月 1日更新

第120回 : アメリカで看護師になりたい人必読!その選択でホントに大丈夫?②「語学留学」

「アメリカで看護師として働きたい」という目的を持った人から、日々たくさんのご相談のEメールをいただきますが、中でも近年はオペア(第119回 : アメリカで看護師になりたい人必読!その選択でホントに大丈夫?①「オペア」)や語学留学を経験した人からの相談が増えています。看護師として働きたいのであれば、看護学校に進学することが最短ですが、相談者の多くは、渡米に際し最も不安な項目として英語力を挙げており、そのため、看護学校に進む前に語学学校、またはオペアでしばらくの間アメリカで生活をしてから看護学校に進学したいと話す人が非常に多いのです。

今回のコラムでは、語学留学についてご説明します。

語学留学とは

アメリカでの語学留学とは、いわゆる“英語を学ぶ”ために渡米することです。主に、学生ビザを取得して渡米する場合は、週26時間以上クラスを受講するフルタイムの学生でなければならないことが多いです。3カ月以内の滞在であればビザは必要なく、パートタイム学生として12時間以内でクラスを受講することが可能です(ビザなどについての詳細は、弊社でのコンサルテーションまたは弁護士などの専門家にご確認ください)。滞在中にホームステイをしたり学校の寮に滞在したり、ハウスシェアやルームシェアをしたりすれば、アメリカの生活を楽しむこともできるでしょう。

アメリカでは現在、SSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)を取得できる語学学校はなく合法的に働くことはできません(コミュニティーカレッジや大学に通い学位を取得すると、1年間のオプショナルトレーニング期間に働くことが可能になります)。アメリカの語学学校は、オペアと違って年齢制限がなく、さまざまな言語を話す人たちと共に英語を学ぶことになります。英語を学ぶだけなら費用を抑えたい人にはうってつけの留学方法と言えるでしょう。

看護師としての英語力は付くのか

語学留学で渡米してきた人たちの多くは、5年間の学生ビザを取得しています。学校に通い真面目に勉強していれば現地での生活に必要な英語力は付くものの、専門用語を学ぶわけではありません。しかし、看護師として看護学校や看護大学に進学するためにはかなりの語学力が、しかも医療英語が不可欠です。看護学校に進学したものの授業についていけず、ここでつまづいてしまう人も少なくないのです。もちろん、英語を学ぶことはよいのですが、看護師の資格を取るためにはその後看護学校や看護大学に進まなければならないため、語学学校を出た後のことを考えておく必要があります。

語学から看護留学に変更は可能か

弊社では、昨年12月から今年5月までのわずか半年の間に、現在アメリカで語学留学している14人の方からご相談を受けました。実は、14人のうち10人はすでに弊社の初回無料アポを受けたことがある方々で、以下のように再度相談してきた理由を挙げています。

  • 「看護師として働くことに疲れ果てて渡米したのに、アメリカで看護師になりたいと思うようになった」
  • 「NCLEXに合格してから渡米したのですが、語学留学だけではアメリカで看護師になれないと知りました。どうしたらよいですか?」
  • 「日本で看護師だったことがアメリカで評価されると聞きました。私もアメリカで看護師としてしてみたいです」
  • 「アメリカ人の彼と別れて、これからアメリカで一人で生きていくために看護師になって生計を立てたい」
  • 「夫が職を失ったので、私が看護師として家計を支えたい」
  • 「アメリカに永住して10年。キャリアチェンジして医療系に進みたいと思うようになりました」

まず、日本の看護師資格を利用してアメリカの看護師国家試験を受験申請するなら、NCLEX書類審査を通過する必要があります。その際、アメリカの看護大学に入学できる、またはそれに相当する英語力を証明します。また日本の卒業校との書類の手続きもあり、日々学びながら、さらに規制が緩和されてきたとはいえコロナ禍ということもあり、以前のように気軽に一時帰国できない今の状況では、日本とのやり取りをするのは大変なようです。

仮に、語学留学中にNCLEX受験合格しアメリカの看護師のライセンスを取得できても、看護師として働くまでのプロセス(就職活動)において、手続きに必要な経費や仕事が決まるまでの生活費など、経済的な余裕がなければ進めることは困難です。語学留学ではアメリカ国内での就労は認められていないので、アルバイトなどでお金を貯めることもできません。学費を含めたその後の資金がなければ、日本に本帰国しては働き貯金をするしか方法がないのです。

つまり、語学留学から看護留学に変更したいなら、まずNCLEX書類申請をして、合格するためには、英語力や経済力(銀行の残高証明)が必須です。

ちなみに、一度取得した学生ビザは5年間有効ですが、アメリカを離れ5カ月以内に戻って学業を開始できない場合、このビザは終了してしまいます。そうなると再渡米する際に、もう一度学生ビザ取得の面接を受ける義務がありますが、2回目の申請は面接で不利だと言われています。

アメリカで看護師として働きたいのであれば、学費などの資金を貯めることはもちろんですが、どんな方法が最も現実的で目標をかなえることができるのかということをきちんと調べておくことが重要です。語学留学は、アメリカで暮らすための一つの方法であり、目的はそれぞれ異なります。看護留学する前に利用してもよいと思いますが、内容をきちんと把握し、また将来の看護留学にどんな影響があるかということも知っておきましょう。

語学留学体験者のケース

弊社がサポートした人の中には、語学留学から看護留学に転換した人がいます。この道はとても険しく、弊社では今まで数名しかおりません。進む道は違っても、みな頑張っています。看護留学を検討している人の参考になれば幸いです。

◆ Tさん(31歳) 正看護師職歴8年

2017年の大阪セミナーに参加したSさん。2年前にフィリピンで語学留学(医療英語と日常英会話)をして帰国しました。安い受講料と滞在費だったためよいと思ったそうです。プライベートで英語レッスンを受けられるメリットはあったものの、アメリカで看護師になるというモチベーションが下がり、また思った以上に英語力が伸びず、エージェントに依頼してNCLEX申請したもののそれも途中で断念しました。それでもアメリカで看護師になる夢は諦めることができず、再度2021年12月に弊社で再カウンセリングを受けました。フィリピンでの留学は決して無駄になることはありません。しかし、アメリカで看護師という目標を掲げるのであれば、やはりアメリカの文化も学ぶことも必要なのです。現在、アメリカで看護師を目指すために、NCLEX書類申請のやり直しからスタートし、資金を貯めながら医療会話オンラインクラスを受講中です。渡米予定は2023年3月ですが、思った以上にフィリピン留学でお金を使ってしまい、目標額までの資金が貯まるかどうか不安ということで、渡米時期も再検討しています。

◆ Nさん(26歳) 正看護師歴4年

2021年1月~12月まで1年間、カリフォルニア州サンディエゴで語学留学をして帰国したNさん。在米中に出会った留学生の彼氏のこともあって、今度は看護留学生として渡米しアメリカで看護師になりたいとのことでした。サンディエゴでは1年間コミュニティーカレッジの英語クラスを受講していました。渡米して3カ月たった頃から、アメリカで看護師になる方法を検索していたようですが、インターネットやSNSに載っていた「日本の看護師なら簡単にアメリカで看護師になれる」という情報をずっと信じていたそうです。しかし、実際にはそれができないと分かり、困って弊社に相談されたとのこと。結局、サンディエゴ留学は“遊学”になってしまったため、生活ができる基本的な英会話はできるものの、医療英語に関してはてクラスについていけないレベルです。さらに、アメリカで看護師になるためのNCLEX書類申請もしていないので、これから書類申請を開始する予定です。資金も英語力も足りない状況ですが、強く再渡米を希望されています。

◆ Dさん(30歳) 正看護師歴7年

Dさんは、2019年3月に語学留学で渡米し、同年5月に初回カウンセリングを行いました。アメリカで看護師になりたいと思い、語学留学を選んだそうです。昨年の3月に再度カウンセリングの申し込みがありお話を伺った際は、アメリカで学生をしながらアルバイト(不法就労)をして生活しているとのことでした。初回カウンセリングの時にもお伝えしたのですが、日本の看護師がアメリカで看護師になるために資金を貯めることが重要です。インターネットで検索すると、日本人が多い地域であれば、英語ができなくても日系レストランなどでバイトをしてアメリカで生活することができると書いているサイトが多かったと話していました。Tさんとは計3回のカウンセリングを行いましたが、それ以来連絡がありません。

◆ Yさん(33歳) 正看護師歴9年

Yさんは、2021年4月~7月まで、親戚が住むシアトルに語学留学していました。親戚にRNをしている人がいるので、その人から情報を得てアメリカで看護師なることを目標に渡米してきたのですが、留学生には英語力と合法的に働くためのビザ取得の壁があることを知り、3カ月間で帰国。その後2021年10月に初回カウンセリングをした際に、再度アメリカで看護師なるという夢を実現したいと相談を受けました。その後、正式にお申し込みを頂き今年2月にはNCLEX受験許可が下り、2023年3月末の渡米に向けて資金を貯めながら、医療英語オンラインクラスを受講しています。シアトルに滞在した期間が3カ月間と短かったため、貯金も残っており、再渡航までの準備期間は短くてすむようです。ただし5年の学生ビザを取得していて、2回目の申請になるのでそこは慎重に進めていく必要があります。

看護師資格取得に欠かせない
「NCLEX」と「医療英語」

アメリカで看護師になりたい人の最終目標は、アメリカの病院や医療施設で働くこと。つまり就労資格を取得し合法的に看護師として働きたいという人たちがほとんどでしょう。看護留学がオペアや語学留学と大きく異なる点は、資格を取得しなければならないこと。それには、NCLEX受験許可証とNCLEXに合格できるだけの医療英語力が必要になります。

NCLEXは書類内容によっては、永住権スポンサーを見つけることができなくなるほど重要なので、最初から正しい方法で申請しなければなりません(書類不備による問題についてのコラムはこちら:第116回: 看護留学・就職の落とし穴。留学前の手続きが永住権や就職に大きく影響する!知っておきたい3つの重要なポイント ~速報!NCLEX 3月より一部改定~)。

そして、実際にアメリカで働くにあたり必要不可欠なのは医療英語です。いくら学校を卒業していても同僚や患者とコミュニケーションを取れる日常会話に加え、医療専門用語を学ばないことには、結局のところアメリカで医療従事者として扱われることはないような気がします。日本で看護師として働いた経験があったとしても、やはり英語で専門用語が理解できなければ、現場で実際に働くことは難しいと思います。

どんな留学の方法であれ、看護師を目指すなら「NCLEX」と「医療英語」についてきちんと考えておくことをお勧めします。

2022年 6月 1日更新

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Columnist's Profile

Education AdvisorNoriko Hoshi(America Kango)

栃木県、宇都宮市出身。バスケットボールで名門校主将として全国高等学校総合大会(インターハイ)出場。特別待遇生として体育学部体育学科を卒業。全日本大学バスケ(インカレ)バスケットボール選手として引退後、栃木県公立教職員として約10年小学校勤務。その後、ニューヨーク育英学園 (ニュージャージー州) では、日本人学校に通う子ども達、アメリカ現地校に通う子ども達の担任として8年間勤務。その際、アフタープログラムやスキー、サマーキャンプ等の数々のプログラムに参加する子ども達の普段の学校生活では見ることの出来ない成長ぶりを実感する。40歳にして、子どもを授かりたいと願い韓国へ不妊治療へ。1ヶ月後、妊娠が判明し2009年にロサンゼルスへ引越し。

出産後、日本語学校に勤務、アメリカの特別老後施設で働く看護師に出会い、看護師専門学校で Designated School Officer(留学生の入学許可証I-20に正式署名できる職員)、カウンセラーとして2年間従事した後、Education Adviserとして現職に就いている。現在も「教育の現場」を忘れぬよう日本語教員としても活躍しながら、現場で経験した喜怒哀楽と持ち前の体育会系のポジティブさを活かし、各国から渡米してくる留学生達へ的確なアドバイスと正確な情報提供を心掛けている。

America Kango

3700 Wilshire Blvd. #205, Los Angeles, CA 90010
TEL:
213-595-7139
FAX:
213-383-5110
EMAIL:
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