ビジネスコンサルタント
田村 玲子 World People USA, Inc. TEL: 310-699-1953
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第25回 : 
コロナ禍で得たもの、コロナ禍後のビジネス

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コロナ禍で得たもの、コロナ禍後のビジネス

アメリカで独立・成功するために!

実際の経験を通して、アメリカでの「会社設立」過程と、それに関する情報や知識をお届け致します。

2020年 8月 11日更新

第25回 : コロナ禍で得たもの、コロナ禍後のビジネス

皆さん、コロナ禍で自粛が続く中、いかがお過ごしでしょうか?どうか皆さんが、健康に留意され、安全に過ごされていますように。

カリフォルニア州は、どの州よりも早くロックダウンをしたにもかかわらず、少し早く経済再開してしまったせいか、状況が悪化してしまいました。専門家の話しによると、治療薬やワクチンができるまでは、なるべく最低限の範囲で隔離を行い、ビジネスに大きな被害が出ないようにしつつ、オン・オフ状態で進んで行くしかないそうですが、1日も早く治療薬やワクチンができることを心から祈っています。

このような状況の中、皆さんもお気付きのように、ビジネスの遣り方がかなり変わってきました。

コロナ禍で、“やむを得ず”ビジネスの遣り方を変えることを強制され、それによって新しい方法が生まれ、IT化が進んだことは間違いないですね。コロナ禍では大変なことも多いですが、コロナの影響で生まれたもの、学んだことも多々あります。そこで、今回のコラムでは「コロナ禍で得たもの、コロナ禍後のビジネス」についてお話しさせていただきます。

1. コロナで変わったこと ~ プライベートもビジネスも

まずコロナが発生し、ロックダウンとなった3月以来、「人と会うこと」が難しくなりました。家族以外の人とは、ソーシャルディスタンスとして距離を置き、気軽に立ち話をすることさえできません。プライベートでも、友人や知人と楽しく笑って食事をしたり、相談ごとがあれば乗ってもらい、励まし合ったりという場も減って「話すことそのものが減った」とおっしゃる方も少なくないのです。

ビジネスにおいても、クライアントさんと直接会ってのミーティングやコンサルテーション、セミナー、プレゼンテーション、案件交渉などの機会が減りました。どうしても直接会ってでしか成り立たないミーティング以外は、ほとんどビデオ会議で行われています。

ですが、ビデオ会議でミーティングを持つことによって、画面上での距離が近い分、より一層相手の話に集中できたり、自分の悪い癖や仕草が分かったり、また「テキスト打ち込み蘭」があることで、質問もしやすくなったというクライアントさんもいらっしゃいます。質問を書いて尋ねることによって、恥ずかしがらずに聞けるとか、より一層考えがまとまるともおっしゃるクライアントさんもいました。

また、会社の勤務体制を考えると、ビデオ会議になったことで、移動時間が減った分、時間の効率が上がったかもしれませんね。おまけに移動時間が無くなった分だけ、逆に会議を持つ回数も増えて、コミュニケーションを良く取れるようになったと感じていらっしゃる人たちも多いようです。これは明らかに制約の時間が減ったためですね。

あと、これは私の感覚的な感想ですが、コロナ禍後の勤務体制として、オフィスワークとテレワークの配分を6割:4割ぐらいのバランスにすることによって、仕事の能率が上がるのではないか?とも思っています。

2. クライアントさんはどう変わったか

では、次に弊社クライアントさんのお話を少しさせて頂きます。

いつの時代も「ピンチはチャンス」と言われます。しかしながら、決してこのコロナの被害が良かったと言っている訳ではありません。とても悲しいことで、本来なら無ければ良かったと思います。ただ、人は、いつの時代も逆境に立たされた時に「その逆境を嘆き悲しみ、沈み込んでしまう人と、現実をしっかりと受け止めた上で、それに立ち向かい、その逆境を新しいモノやコトへの糧にする人」の2つに分かれます。

今回のコロナも同様で、創意工夫して何とかこの状況に立ち向かい、それによって新しいビジネスの遣り方や集客方法を得た人。また、やむを得なくレイオフになった人や、なりそうな人が、これを機にこれも何かの意味があってと、今までできなかった「アメリカ起業」への第一歩を踏み出している人も少なくないのです。実際、弊社の30分間無料のコンサルティングへのお問い合わせも増えています。そんなクライアントさんたちの姿を見て、私も「頑張ろう!!」とエネルギーをいただいております。皆さん、応援しています。頑張って下さい!一緒に頑張りましょう!!!

3. これから起こること ~ 世界と競争。実力社会。

次は、上記の1番の続きですが、多分コロナ禍後も、実際にオフィスに出勤してのオフィスワークが減り、テレワークが増えると予想されます。そうなると「雇用体制や雇用方法」も変わってくると思います。今までは企業側もオフィスワークが基本になっていたので、人を採用する時は、その人が、必ず、その地域、州、国に住む、つまり、基本的に通勤できる範囲に住んでいないといけなかった訳です。

しかし、コロナ禍を通じて、企業側も雇用者もテレワークで仕事が回るということを実体験しました。そうなると、たとえアメリカ所在の企業であっても、アメリカのみで採用をする必要がなく、また日本所在の企業であっても、日本のみでの採用である必要はない、と気付いたのです。

つまり、「雇う側」にも「雇われる側」にもリミットはなく、企業は優秀な人材は世界中から探せばよいと気付き、応募者は自分が働きたい会社は、世界中から探せばよいと気付いたと思います。言わば、これからの雇用は、世界のどこにいても、どこに会社があってもあまり関係なく、それゆえに雇用競争は世界中からの競争となり、競争が激しくなることが予想され、さらなる実力社会にもなっていくのではないかと思っています。

ただ、この雇用方法に関しては、「サービス業」は比較的可能かもしれませんが、実際に手術、治療、施術などを行う医師やエステティシャン、また家の修理や工事をする不動産業などは、実際に現場で仕事しなくてはいけませんのでちょっと難しいかもしれませんね。

4. これから必要とされるスキルや思考とは

では、今後、本当に雇用競争が激しくなるとすると、これから必要とされるスキルや思考は一体どういうものなのかを、私なりに考えてみました。

  1. コロナ発生で、特に思ったのは、これからは何が起こるか分からない世の中だと思います。ですので、常に柔軟性を持ち、経験したことのないリスクに対応できる能力や強さを持ち備える。そのためには、日頃から物事を考える癖や、いろいろなことに迅速に対応できるスキルを培うことが良いと思います。
  2. 「バランスの取れた人」になることも大事だと思います。バランスと言っても、いろいろなことがありますが、例えば以下のようなことです。
    • IT能力と人間味を併せ持つ。
    • グローバル化とローカル化ができる。
    • 自立性と協調性がある。
    • 仕事と遊びを両立できる。
    • 強さと優しさを持ち合わせている。
  3. かつて日本でも、特に江戸時代に「読み、書き、そろばん」が学習の基礎と言われていました。読めること、書けること、計算ができることが、学習の基礎であり、生きるための基礎能力とされていたのです。私は、実はその基礎は今でもあまり変わっていないと思っていまして、ただそれが現代版の「読み、書き、ソロバン」に少し様変わりしただけだと思います。

ではグローバル社会に応じた現代版の「読み、書き、ソロバン」とは何なのでしょうか?以下は、あくまでも私の考えですが、4つほど挙げてみました。

  1. 読み:日本語(母国語)+ 英語
  2. 書き:日本語(母国語)+ 英語
  3. ソロバン:計算力+ IT基礎力(SNSなども含む)
  4. 特別スキル:自分が得意とする特別なスキルや能力を一つ習得する。

特に、4番の自分が得意とする「特別スキル」は、前出の3つ(基礎力)に加え、これから生きていく中で、必須事項となると思います。

最後に、自分の人生は自分で守る。自分の人生は(なるべく)自分でコントロールできるようにしておく。また人生にいくつかの選択肢を持っておくことも大事なのではないかと、コロナ禍において強く感じました。

以上、今回は「コロナ禍で得たもの、コロナ禍後のビジネス」についてお届けしました。

2020年 8月 11日更新

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Columnist's Profile

ビジネスコンサルタント田村 玲子(World People USA, Inc.)

日本において4年生大学教育学部を卒業後、1990年に渡米留学。日本での専攻を活かし、ワシントン州にて教育学部修士号取得(MEd)。卒業後、外国人学生のアドバイザーとして2年間大学にて勤務。その間に国際ビジネスに興味が惹かれ、国際経営で定評のあるアリゾナ州サンダーバード大学にて、1998年に国際経営修士号(MBA)を取得。その後、4年間の大手日系企業アメリカ支社勤務を経て、2003年に「ワールドピープルUSA」設立。

「ワールドピープル」- その名の通り「世界人、国際人!」
21世紀を迎え、世界が刻一刻と近くなりつつある中で、今よりもっと多くの日本人の方に、世界の色々な機関で活躍して欲しいと言う願いからこの社名が生まれた。

現在は自らが得た知識と経験を最大限に利用して、企業、社会人、留学生の皆さまへのコンサルタントサービスに努めている。取り得は「元気」。特技は「そろばん」。珠算・暗算10段。日本とアメリカにおいて珠算模範演技のためT.V.にも出演。

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